内容説明
最新の宇宙論にもとづき、従来のプレート・テクトニクス理論では解明しえなかった噴火=地震のメカニズムを探り、東海地震に関するあらたな予測を提示する。
目次
序章 動く地球
第1章 地球型の惑星はどうしてできたのか
第2章 プレートはダイナミックに移動する!
第3章 プレート運動の証人―地震・噴火
第4章 地震と噴火の規則性を探る
第5章 富士山は噴火に対して臨界状態になったか
第6章 富士山もP2に入る
第7章 関東周辺のプレート境界がずれる
第8章 プレート運動の最終章―大地震
第9章 太平洋中央海嶺の活動と島弧の巨大噴火シリーズ
第10章 東海地震はいつ起こるのか
著者等紹介
木村政昭[キムラマサアキ]
1940年、神奈川県横浜市に生まれる。1968年、東京大学理学系大学院(海洋地質学専攻)博士課程修了。東京大学海洋研究所研究生、通産省工業技術院地質調査所を経て、1977年2月から琉球大学理学部海洋学科助教授。この間、米コロンビア大学ラモント・ドハティ地質研究所へ留学。現在、琉球大学理学部物質地球科学科教授。相模湾の海底を走る相模構造線の最初の発見者。また、この相模トラフ沿いの巨大地震と、三宅島、大島の相互関係や世界の大地震と噴火を研究。1983年の三宅島大噴火、1986年大島・三原山の大噴火、1991年雲仙・普賢岳の溶岩流出を事前に予測し、的中。沖縄トラフの研究で、1982年度朝日学術奨励金(朝日新聞社主催)を受賞。最近では「しんかい2000」での沖縄トラフの海洋地質学的研究により、1986年度沖縄研究奨励賞を受賞
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