内容説明
生涯、在野の実践的学究の徒であり続けた福本和夫。一世を風靡した「福本イズム」とともに、「日本ルネッサンス」の発見という一時代を画する仕事を残した、多彩な顔を持つ「思想家」の実像を浮き彫りにする評伝的論考。
目次
第1章 1920年代の政治思想史におけるいわゆる福本イズム
第2章 経済学批判の方法論
第3章 解放後の再建共産党でのスターリン主義との戦い
第4章 堰を切った反スターリン主義
第5章 中国観と文化大革命を見る眼
第6章 ライフワーク―『日本ルネッサンス史論』
第7章 人間福本和夫
第8章 マルクス主義のマルクス主義的発展のために