出版社内容情報
①看護技術のスタンダードの確立を目指した手順集
本書は、看護師に必要とされる基本的な看護技術について、その定義・手順・根拠をまとめた看護技術手順集である。
厚生労働省の「看護基礎教育における技術教育のあり方に関する検討会」(2003年)等の各種報告書に示された技術項目をベースに、臨床で必要とされる「基本的な看護技術」とは何かを検討し項目だてるとともに、項目立てをした看護技術のすべてについて、実際の流れに沿って手順を整理した。さらに、手順の細目ごとに、その留意点、根拠などもまとめている。
②ケースへの応用のしやすさに配慮した編集
実際の患者に技術を適応する際、一般的・最大公約数的な手順を実施するだけでは不十分で、対象者の状態・特徴に応じた留意・配慮が大事になる。その際、何を観察し、どのような判断をすべきかを、事例を用いて示している。
③看護技術の研究と発展のため、エビデンスを明示
それぞれの看護技術について、これまで明らかになった根拠や今後の研究課題についても紹介している。
≪主要内容≫
環境調節技術/食事援助技術/排泄援助技術/活動・休息援助技術/清潔・衣生活援助技術/呼吸・循環を整える技術/創傷管理技術/与薬の技術/救命救急処置技術/症状・生体機能管理技術/感染予防の技術/安全管理の技術/安楽確保の技術