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内容説明
「人間いかに生きるか」。生き方の大原則を示し、多くの人々に希望と勇気を与えてきた人間力形成、自己修養のための最高傑作。
目次
第1章 自分を大きく育てる―何が自分の精神・知性を成長させるか
第2章 個性を磨く―いつも自分に誇りが持てる生き方
第3章 自分を生かす働き方―日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
第4章 見識を高める―「人生の教え」をいつ、どこから学びとるか
第5章 よい人間関係をつくる―つき合う相手を糧に自分を成長させているか
第6章 人を動かす―自分の信念に命をかけられるか
著者等紹介
スマイルズ,サミュエル[スマイルズ,サミュエル][Smiles,Samuel]
19世紀イギリスの著述家。はじめ医者であったが、『自助論』(三笠書房刊)の大成功後、文筆に専念する
竹内均[タケウチヒトシ]
福井県生まれ。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威。科学雑誌『Newton』の編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら、「人生の幸福」について深く探求し、著者一流の自己実現の具体的な方法を説く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
5 よういち
113
スマイルズの残した「自助論」に並ぶ名著である本書は、19世紀の刊行以来、世界中の人から読み継がれてきている。表記は別として内容に古くささは感じられない。世の中にある自己啓発や生き方の本の多くが、本書を下敷きにしているのは間違いないだろう。ひた向きな努力が必要な今にこそ広まって欲しい本である。◆意志と行動の自由を如何に使うか、朗らかさ、良い習慣、親切、愛と希望、姿を変えた幸せ、忍耐、悲しい出来事は自分を向上させる試練、不幸を通じて徳を高め知恵を働かせる、賢者は愚者に学び、愚者は賢者から学ばない...etc2020/10/10
ポタオ
37
なんだか人生頑張ろうと思わせくれる本でした。S・スマイルズさんの本は『自助論』に次いで二冊目だったのですが、ほんといい本ですね。内容とかはもう読んでくださいとしか言えないんですが、この本が書かれた時代を考えるとすごいというか、人間の本質はそんなに変わってないのかなと。2018/07/17
はるき
29
自助論と会わせて読むと二乗で効きます。若者にやる気を出させる不朽の名作なので、学校で課題図書とかにしたらいいと思います。最近、向上心という言葉を聞きませんが、胸に秘めた人は多いはず。勉強を勧める自助論に比べると誠実な人間性と勤勉な態度が如何に大切かを書いているので、こちらの方がより親しみやすいかも。2016/12/31
かいてぃ〜
28
スマイルズの「自助論」とこの「向上心」、勇気付けや自省を促してもらえる素敵なセットです。 これが100年以上前に書かれたものとは…、人生の本質っていつの世も変わらないものなのだと思わされます。『たとえ地上での生活がはかなく短いものであっても、われわれは定められた場所で大きな目的に向かって力の限りを尽くさなければならない。』本書の最後の方に書かれた文章ですが、心に留めておきたい素晴らしい言葉です。2017/07/07
moe*
27
自助論はこれまで何度も読み、その度に感動したが、こちらもかなりの良書。一文一文が胸に残った。人間、堕落するのは簡単。自由と個人主義が叫ばれる昨今だからこそ、多くの若者に読んでもらいたい。2022/02/03