親を殺したくなったら読む本―「親に疲れた症候群」の治し方

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  • サイズ B6判/ページ数 183p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784837672258
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0077

内容説明

「親に疲れた症候群」について考察。毒母の呪縛、モラハラ父の圧力、介護地獄から逃れる技術。

目次

1 親に苦しむ人がなぜ増えているのか?
2 過干渉に苦しみ母を殺したくなる娘
3 劣等感に悩んで父を殺したくなる息子
4 介護問題で親を殺したくなる子どもたち
5 同時期に襲ってくる子育ての苦悩
6 「家族という病」の治し方
補章 親を殺したくなった人への処方箋

著者等紹介

石蔵文信[イシクラフミノブ]
1955年、京都府生まれ。内科、循環器科専門医。大阪樟蔭女子大学健康栄養学部健康栄養学科解剖生理学室教授。三重大学医学部を卒業後、国立循環器病研究センター、大阪警察病院などに勤務後、米国メイヨークリニックに留学。大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授を経て、現職。2001年より、大阪市内で「男性更年期外来」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とろこ

61
物騒なタイトルに反して、穏やか、かつ説得力のある内容だった。日本人は、親に対して負の感情を抱く自分を責めやすい。それが更なるストレスとなり、究極的に、「親を殺したい」「親が死んでくれれば…」と苦しむ。しかし、親に殺意を覚える感情は、人として当然の感情だと著者は語る。また、その根拠として、30代~50代の男女に行ったアンケートの結果を提示している。親や子供、兄弟姉妹との関係に疲れた時に読むと救われるかもしれない。この本を読まなかったら、私も、いずれ新聞に殺人犯として名前が載ったかもしれない。2018/08/18

香菜子(かなこ・Kanako)

33
親を殺したくなった読む本(親に疲れた症候群の治し方)。石蔵文信先生の著書。殺人事件の半分以上は家族間で起きていて、家族に殺意を抱く理由には毒親による過干渉問題や介護問題がある。少子高齢化で過干渉家族が増えているのは間違いないこと。適度な距離感の家族関係が大切です。2018/11/04

左端の美人

24
すごいタイトルですが、親との関係、子どもとの関係などとても参考になりました。ポイントは①自分が楽に生きられる選択を優先する②理想の家族、理想の家庭なんて存在しないことを理解する③経済的自立、精神的自立。子どもが18歳になったら大人として対等な立場で接する。2015/12/29

Taka

14
別に殺したくはないんだけど親も人間やなあと思ったことがあったので手に取る。親も親一回めだから難しいとは頭でわかっているのだけど。頭で考えられるのに感情が追いつかない。苦しめ悩め悶えろ。これが人間としての生なのだ!7割近くの人が親にストレスを感じている。理想の家族なんてどこにもない。親の過干渉。劣等感。介護の3台要因。じし育。愛情を逸らすという考え方。親の介護は3ヶ月やれば充分!引きこもりや不登校は当たり前のこと。暴れる子の方がまだまし。18まで育てたら終わり。患者さんに処方するのは、ベータ遮断剤と安定剤2023/11/27

Akihiro Nishio

13
学生にもらった本。思春期に象徴的に親殺しをすることは必要だと思うので著者に異論はないが、著者の更年期外来の経験から語る中高年の介護疲れや、子育てへの介入といった鬱陶しさと、家族問題というかたちでしか思考できない思春期の問題をごっちゃにしているのはいただけない。編集者が刺激的なタイトルをつけた方が売れると考えて付けたのだろうが、このタイトルだと若い人が買うと思われ、筆者が読者として想定している中年の手には届かないだろう。2016/01/19

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