感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆるり
15
図書館に昔の漫画コーナーがあり、そこで。オールカラーの復刻版でした。 のらくろは、元軍人の黒いのらいぬの孤児。「軍人を失業すれば元ののらいぬさ…」と、空き缶を蹴る。で、仕事探しの、コメディタッチの放浪記であるが。いく先々で、元上官や戦友達と再会するのが、面白いのか?物哀しいのか?よくわからないが、特別な才能は無いが(野球は上手い!) なんだかいいヤツみたいだ。のらくろは。2019/12/16
ニッポンの社長ケツそっくりおじさん・寺
15
昭和40年代に『丸』で連載された戦後ののらくろ。軍隊解散で元の野良犬になり、市長の用心棒→反対派の選挙応援→タコ部屋→保険外交員→温泉旅館の番頭…と生々流転ののらくろ。最終ページで所持金を社会福祉に寄附する。戦時中に少国民を好戦的に煽ったのらくろの贖罪の旅は始まったばかり。なんだか明治の元新撰組みたいだ。2012/07/18
gtn
10
除隊後ののらくろを描いたもの。用心棒、選挙の応援、たこ部屋、保険の外交、石炭担ぎ、旅館の番頭と変遷する仕事。戦後の平穏な空気も漂っており楽しい。2018/09/23
猪子
9
シュールなのにブラックユーモアもあって、のらくろってこんなに面白いのか!と思いました。弟子に長谷川町子さんの名があがっていましたがしっかり受け継がれていると思いました。2014/03/05
ざくろ
8
大和図書館にて。子供が首くくりに興奮していたり、釜がお腹に刺さって死んじゃったり、時代を感じる漫画です2018/08/22