内容説明
日本で初めてのカヤツリグサ科スゲ属全種の写真図鑑刊行から早10年。その後に発表された新種や新産種など20種類を追加するとともに、解説も最新情報に改めました。写真は、各種の生育環境がわかる全体像をはじめ、花序、小穂、基部の鞘などで識別ポイントとなる特徴や質感を示し、野外での種の識別も可能なのは初版同様。今回さらに果胞と果実に特徴のある種類にはその写真を大幅に追加しました。スゲ属の分類を専門に手掛ける著者ならではの解説と自ら撮り下ろした写真約1000点をまとめた、スゲ図鑑の決定版です。
目次
小穂が1個のグループ(カンチスゲ節;ヒナスゲ節 ほか)
無柄の小穂を複数つけるグループ(コウボウムギ節;クロカワズスゲ節 ほか)
有柄の小穂を複数つけ、円錐状の花序をもつグループ(アブラシバ節;ハナビスゲ節)
有柄の小穂を複数つけ、総状の花序をもつグループ(ナキリスゲ節;アゼスゲ節 ほか)
著者等紹介
勝山輝男[カツヤマテルオ]
1955年神奈川県横浜市生まれ。東京農工大学農学部卒業。現在は神奈川県立生命の星・地球博物館学芸部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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