目次
チョウ目
ハチ目
コウチュウ目
アミメカゲロウ目
繭らしきもの
世界の繭
著者等紹介
三田村敏正[ミタムラトシマサ]
1960年東京都葛飾区生まれ。東京農工大学農学部蚕糸生物学科卒業。ヤママユ(天蚕)を中心としたヤママユガ科の生態を研究しながら、福島県の昆虫相調査を実施。ヤママユの研究で博士(農学)取得。日本昆虫学会、日本野蚕学会、日本蛾類学会、日本トンボ学会など昆虫関係の各学会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さきん
22
繭を図鑑にする発想が奇想天外。ヤママユ、テンサン、イラガ、ミノムシ、蚕などにとどまらず、寄生バチや飛び跳ねる繭を作るゾウムシ、繭と勘違いしやすいものまでわかりやすい解説と一緒に紹介。手元に一冊置いときたい。2018/10/17
ラルル
21
図書館にて。心奪われたのはヤママユガの繭。緑色の美しい繭をつむぐと輝く薄黄緑色になり、高級シルクとして市場に出るんだとか。どこまでも私を魅了するヤママユガです2014/08/25
つちっち
16
繭とは、昆虫が蛹になるときに体内から出す絹糸もしくは独特の分泌物で作られる保護室のこと。なので基本的には地味で目立たない。それでもかなり独創的な色形です。 昔からなんとなく見覚えのあるアレも繭だったのかとか、子供の頃は平気で分解してたミノムシも今じゃ中身を想像しただけでゾッとするとか、図鑑を見てると子供の頃の思い出が感触までもどんどん蘇ってきます。大人になってからも自然には接している方だと思うけど、子供の時分と比べたら距離感が全く違ってるんだろうな。2021/11/02
陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙とロケットが好き
9
装丁の美しさもさながら、繭ハンターを推薦する文章の如く、見易い配置と解説、繭の美しさは勿論、幼齢期〜成虫、繭の断面図など充分に堪能出来ます。繭の文字の意味を改めて認識出来た。優しく雰囲気の繭の姿や網目状の芸術的な紋様も堪らない。著者は福島出身。震災後の生態系の激変を思うと心が痛む。図書館本、購入決定。手芸をするので、ヤママユの天蚕糸を入手して何か作りたい。やっぱり蚕、育てたいなぁ。。卵から何度も変態していく昆虫の世界が自分の成長や世界とリンクしていく感じがとても好き。まだ私は終齢幼虫時代なんだろうな。2013/08/30
phmchb
2
斜め読み2020/02/16
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- 和書
- 対論1968 集英社新書