出版社内容情報
金融庁が定めたガイドライン上で、マネロン対策の節目とされた2024年3月まで残すところ半年となりました。最後の追い込み時期に差し掛かったマネーロンダリング対策の最新情報を追加して、マネロン対策の決定版が新しくなりました。
内容説明
FATF第4次相互審査結果でいわゆる「不合格」とされた項目とは?いま法令・ガイドラインで求められるマネロン対策態勢の全体像は!?FATF4次審査、反社勢力排除、取引時確認、違法性の確認、リスクベース・アプローチ、犯罪収益の移転防止。
目次
1 その依頼、断れますか?~マネーローンダリングに利用されるリスクを減らすために~(マネーローンダリングとは?;マネーローンダリング・テロリストへの資金供与をする人はどんな人?;なぜ金融機関の課題とされているのですか? ほか)
2 取引時確認等の際に第1線担当者が気を付けるべきポイント(顧客が法人かどうか分からない場合にはどうしたらよいですか?;見慣れない本人確認書類の提示を受けた場合にはどのように対応すべきですか?;顧客がSPCなどのペーパーカンパニーの場合に留意すべき点はありますか? ほか)
3 第1線担当者の継続的な顧客管理及び疑わしい取引への対応(金融庁ガイドラインで求められる継続的な顧客管理とはどのようなものでしょうか?;疑わしい取引かどうかの基準は、顧客によって変わるものなのでしょうか?;延滞していた融資金をようやく返済してくれました。知人が立て替えてくれたとのことですが、知人との関係なども聞くべきでしょうか? ほか)
著者等紹介
近藤克樹[コンドウカツキ]
片岡総合法律事務所弁護士。2006年桐朋高等学校卒業、2011年早稲田大学法学部卒業、2013年早稲田大学大学院法務研究科(ロースクール)卒業、同年司法試験合格、2014年弁護士登録(67期)、同年片岡総合法律事務所入所。2017年3月から2019年3月まで、信託銀行にて週2回(最初の1年間は週3日)の定例相談を行う。マネーローンダリング(特に犯罪収益移転防止法)、銀行法、割賦販売法、個人情報保護法その他金融規制法に関するご相談等を主に取り扱う
近岡裕輔[チカオカユウスケ]
2015年慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2018年慶應義塾大学法科大学院修了。同年司法試験合格。2019年弁護士登録(72期)、弁護士法人片岡総合法律事務所入所。2021年3月から現在まで、慶應義塾大学法科大学院助教。2023年8月から現在まで、クレジットカード会社の監査役に就任。銀行、プラットフォーム事業者への派遣経験あり。証券化を中心としたホールセール向け金融及び貸金業法、割賦販売法、資金決済法を中心としたリテール向け金融を幅広く手がける
中西成太[ナカニシセイタ]
2018年京都大学法学部卒業。2020年京都大学法科大学院修了。2021年司法試験合格。2022年4月弁護士登録(74期)。弁護士法人片岡総合法律事務所入所。クレジットや各種ローン、ファイナンス・リース等のリテール金融分野を中心に、VC投資やM&A等の案件も幅広く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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