内容説明
南蛮菓子、西洋菓子、洋菓子…古来より脈々と、甘き世界を繋いだ偉人達。カステラ、アイスクリーム、チョコレートなど、江戸は天文時代から現代にいたるまで我が国洋菓子文化に足跡を残した勇士とサポーターの奮闘を、軽妙な語り口で綴った偉人列伝。
目次
第1章 お菓子を彩る偉人列伝(カステラの始祖、福砂屋と松翁軒―殿村武八の祖と山口貞助;パン文化普及の立て役者―江川太郎左衛門英龍;日本で最初にアイスクリームを手がけた男―町田房造;あんパン生みの親、銀座木村屋創業者父子―木村安兵衛と英三郎 ほか)
第2章 お菓子を彩るサポーター列伝(南蛮菓子紹介の『倭漢三才圖會』の著者―寺島良安;南蛮菓子紹介の『長崎夜話草』の著者―西川如見;西洋菓子紹介の『万宝珍書』の著者―須藤時一郎;洋菓子紹介の『和洋菓子製法独案内』の著者―岡本半渓 ほか)
著者等紹介
吉田菊次郎[ヨシダキクジロウ]
俳号・南舟子。1944年東京生まれ。明治大学商学部卒業後渡欧し、フランス、スイスで製菓修業。その間、第一回菓子世界大会銅賞(1971年於パリ)他、数々の国際賞を受賞する。帰国後、「ブールミッシュ」を開業(本店・銀座)。現在、同社社長の他、製菓フード業界のさまざまな要職を兼ねる。文筆、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍。2004年、フランス共和国より農事功労章シュヴァリエ受章および厚生労働省より「現代の名工・卓越した技能者」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sibasiba
9
カステラから始まる日本洋菓子の偉人達について。1章は森永や不二家等の現在も有名な企業の創始者の話と海外からの伝道者達の話が良かった。2章は自動包餡機のレオン創業者の話が良かった。2016/05/04
あちこ
1
わたし用に借りた本。カステラやあんぱんに始まり、マーブルチョコやフランスパンを経て、ラストはオーブンや包装資材まで。それぞれに偉人がいるわけよね。2017/01/03
月華
1
図書館 和菓子以外のお菓子の歴史、という感じでした。お菓子の名前が列挙されていると、食べたくなります。2016/03/12
才谷
0
いやはやこれほどたくさんの人たちに日本のお菓子が支えられてきたとは恥ずかしながら知りませんでした。洋菓子となると日本に入って100年余りで今のように発展したのだから驚きで、その裏でサポートしてきた人達に感謝。2016/05/17




