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ほんの数行

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  • サイズ A5判/ページ数 221p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784822814021
  • NDC分類 019
  • Cコード C0095

出版社内容情報

装丁した3000冊を超える本から、名ゼリフがキラリと光る100冊を選び、デザインを巡る想い出を、装丁家ならではの視点で綴る。

半世紀以上にわたってイラストレーター、デザイナー、映画監督と多才な活躍を続ける和田誠さん。装丁した3000冊を超える本から、名ゼリフがキラリと光る100冊を選びました。和田さんのインスピレーションを刺激した「ほんの数行」のフレーズとブックデザインをめぐる想い出を、装丁家ならではの視点で楽しく綴ります。

はじめに

1 指揮のおけいこ(岩城宏之)
2 あの季この季(岸田今日子)
3 パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集(ツイアビ) 
4 ハリウッドをカバンにつめて(サミー・デイヴィス・ジュニア)
5 挨拶はたいへんだ(丸谷才一)
6 THE SCRAP 懐かしの一九八〇年代(村上春樹)
7 清水ミチコの顔マネ塾(清水ミチコ)
8 うらおもて人生録(色川武大)
9 赤塚不二夫1000ページ(赤塚不二夫)
10 ニューヨーク紳士録(常盤新平)
11 フレドリック・ブラウン傑作集(フレドリック・ブラウン)
12 おこりんぼ さびしんぼ 若山富三郎・勝新太郎無頼控(山城新伍)
13 タラへの道 マーガレット・ミッチェルの生涯(アン・エドワーズ)
14 星新一 空想工房へようこそ(最相葉月監修)
15 街に顔があった頃 浅草・銀座・新宿(吉行淳之介・開高健)
16 悲しき口笛(寺山修司)
17 ぼくはマンガ家(手塚治虫)
18 時間革命(角山榮)
19 グッドモーニング、ゴジラ 監督本多猪四郎と撮影所の時代(樋口尚文)
20 書くに値する毎日 日記名作選(つかこうへい選)
21 むかつく二人(三谷幸喜・清水ミチコ)
22 父の背番号は16だった(川上貴光)
23 家の匂い 町の音 むかし卓袱台があったころ(久世光彦)
24 ぼくらの世界(栗本薫)
25 ナンセンス・カタログ(谷川俊太郎)
26 ワニの丸かじり(東海林さだお)
27 アシェンデン 英国秘密情報部員の手記(サマセット・モーム)
28 これならわかるパソコンが動く(海老沢泰久)
29 メイド・イン・オキュパイド・ジャパン(小坂一也)
30 けんかえれじい1(鈴木隆)
 ……

あとがき

【著者紹介】
和田 誠
1936年生まれ。デザイナー、イラストレーター、エッセイスト、映画監督。『麻雀放浪記』と『快盗ルビイ』を監督し、報知映画賞新人賞とブルーリボン賞を受賞した。そのほか文藝春秋漫画賞、講談社出版文化賞、菊池寛賞などを受賞。新刊に森繁久彌や勝新太郎、立川談志らとの対談を収めた『聞いたり聞かれたり』(七つ森書館)がある。

目次

指揮のおけいこ(岩城宏之)
あの季この季(岸田今日子)
パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集(ツイアビ)
ハリウッドをカバンにつめて(サミー・デイヴィス・ジュニア)
挨拶はたいへんだ(丸谷才一)
THE SCRAP懐かしの一九八〇年代(村上春樹)
清水ミチコの顔マネ塾(清水ミチコ)
うらおもて人生録(色川武大)
赤塚不二夫1000ページ(赤塚不二夫)
ニューヨーク紳士録(常盤新平)〔ほか〕

著者等紹介

和田誠[ワダマコト]
1936年大阪生まれ。多摩美術大学卒業。デザイナー、イラストレーター、エッセイスト、映画監督。デザイナーとしてはたばこ「ハイライト」のパッケージ・デザイン、イラストレーターとしては「週刊文春」の表紙、エッセイストとしては『お楽しみはこれからだ』などの映画に関わるエッセイで知られる。また、映画監督としては『麻雀放浪記』と『快盗ルビイ』で、それぞれ報知映画賞新人賞とブルーリボン賞を受賞した。そのほか、文藝春秋漫画賞、講談社出版文化賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞などの受賞歴がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

72
イラストレーター、装丁家として活躍する著者が関わった本。その中から本中にある気になった文章や、作家との思い出そして仕事の中身が書かれている。読書家の方ならそのイラストや装丁はどこかで目にしていると思う。シンプルで楽しいイラストは読み手を楽しませてくれる。タイトルもほんの、と本のを掛けているのだろう。オシャレだ。そして読んでみたい本も多く紹介されていた。本好きの本かな。図書館本。2016/02/15

おさむ

34
今年亡くなった和田誠さん。愛らしいイラストが印象的でした。この本は週刊金曜日の連載のまとめ。自ら読んだり、装丁を担当したりした本から数行抜き出し紹介する。ウソだらけの寺山修司やつかこうへいのエッセイ。人生は9勝6敗を狙えと説く阿佐田哲也(色川武大)。川上哲治の赤バットは実は1年限定だった。田辺聖子のカモカのおっちゃんの渾名の由来は大口開いて噛もうかーと子供を脅す化け物の都市伝説‥‥、予想外のトリビアも多くて楽しめました。村上春樹の本がなかったのが残念だなあ。2019/12/13

tera。

32
装丁した3000冊を超える様々なジャンルの本の中から100冊を紹介。 未読の作品がたくさんあり、「ほんの数行」の紹介だけで読んでみたいと思ってしまった。巻末には紹介した本の作者の『どなたにも転載の許可をいただいていない。無断借用してしまいました。ご勘弁ください』とあるのだが、未だに苦情が寄せられたと言う話を聞かないのは、和田さんの人徳なんだろうか、それともユーモアなのだろうか。何れにしてもここに載っていない装丁本が、残り2900冊以上あるという事に驚きだ。2014/09/30

テイネハイランド

14
図書館本。日本を代表するイラストレーターの一人・和田誠さんはシネフィルでも知られていて、映画に出てきたセリフを抜粋した「お楽しみはこれからだ」で有名ですが、これはその書籍版。自身がブックデザインなどを手掛けた数多くの本の中から文章を引用するという、この人にしか書けないブックガイドになっています。和田さんはイラストだけでなく、その文章にも品があり都会的な味があるので、この本を読んで懐かしい本に巡り合えたり(「パパラギ」「誰がコロンブスを発見したか」)、読みたくなった本(「あの季この季」)が増えたりしました。2017/11/18

tama

11
図書館本 他市図書館からの取寄せリクエストしたら新規購入してくれた!そのため「読後、図書館に感想文を書いて下さい」とのおまけ付に。まあ、いいか。この本は和田さんが装丁した本からご自身が選んだ名言を紹介しているのだが、紹介される本がどれもこれも読みたくなってしまう本。結構古いのもあり、読書メーターに登録した「読みたい本」がドカッと増えてしまった。和田さんってそういう「紹介能力」が凄い人でもあるんだなぁと感心。表紙の裏表に猫がいて(シジミ?)これがまた可愛いんだわ。これからも元気で仕事してほしいです!2014/12/15

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