内容説明
リーダー企業の「資産」を「負債」にする戦略を公開!ケースから読む「リーダー企業」の共通点。
目次
第1章 リーダー企業の強みは永遠か
第2章 リーダー企業はなぜ転落するのか
第3章 業界破壊者の戦略
第4章 侵入者の戦略
第5章 挑戦者の戦略
第6章 リーダー企業の対応策
著者等紹介
山田英夫[ヤマダヒデオ]
1955年東京都に生まれる。1981年慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了後、(株)三菱総合研究所入社。事業領域の策定、新事業開発のコンサルティング等に従事。1989年早稲田大学へ移籍、現在、早稲田大学ビジネススクール教授。学術博士(早大)。専門は競争戦略、ビジネスモデル。アステラス製薬(株)、NEC(株)の社外監査役を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
RNDMN
2
リーダー企業に挑む、2位以下の企業が取るべき戦略を包括的に論じた本。 リーダー企業が追随しにくい戦略をマトリクスでまとめる事で、戦略立案の際にどの領域に自らの企業の勝機があるのかを議論する土台を提供している。リーダーが追随したくてもできないorできるがしたくないという軸。企業の資産を攻めるor市場資産を攻めるという軸。この2軸により、企業資産の負債化、事業の共食い化、市場資産の負債化、論理の自縛化という戦略を導出し各戦略の事例を交えて説明する事で理解しやすく説明されている。 2014/04/25
Mikio Kitayama
1
シェアが2位以下の企業がいかに逆転を狙うか、具体例を挙げて解説している。JTBも五面楚歌、として、5つの競争要因全てが利益率を下げる方向に向かっている、と書かれている。その通り。2018/01/22
よねちゃん
0
たくさんの具体的事例を知ることができる。2016/12/10
日野 輝樹
0
途中で、時間がかかってしまったが、これは、忙しくて読む時間がなかったから。企業の立場で競争戦略のあり方が、具体的な企業の戦略を例示しながら進んでいくのでイメージがしやすく分かりやすかった。2015/04/14
Tsuyoshi Osaka
0
様々な商品・サービスの戦略について、「逆転」をキーワードに数多くの事例を紹介しながら詳しく解説されている経営戦略本です。この方の本は3冊目なのですが、どれも非常に面白く、特にこの本は最初の出版から20年近くを経過しているのですが、今年3月に大幅な改定を加えて第4版が出たということもあり、大いに期待して読みました。内容は、期待以上のもので、古くは1980年代のカメラ・メーカーのデジタルカメラ開発の事例、新しいところではインテルやマイクロソフトのパソコンの開発・販売の事例など、誰でも知っている商品・サービスを2014/06/11