出版社内容情報
日本に住んでいると、火山の噴火関連のニュースを年に何度か目にするのではないでしょうか。それほど、私たちには火山はなじみのあるものです。とは言っても、どのくらいの数、日本に火山があるのか、また、活発に活動している火山はどれなのかなど、知らないこともまた多いのではないでしょうか。本書は、日本にある活火山111のすべてについて、その成り立ちや火山としての特徴、噴火の歴史、現状等をカラー写真とともにわかりやすく解説しています。
内容説明
火山の基本的な知識から、それぞれの火山の特徴まで、わかりやすく解説。過去の火山活動がわかる「日本活火山年表」付き。日本の活火山111をすべて掲載。
目次
序章 火山の基本
1章 北海道地方の活火山
2章 東北地方の活火山
3章 関東・中部地方の活火山
4章 伊豆・小笠原諸島の活火山
5章 中国・九州地方の活火山
6章 北方領土の活火山
著者等紹介
高田亮[タカダアキラ]
1954年生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了後、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)で火山研究職に従事。専門は火山学。富士山、インドネシアの各火山や噴火実験に詳しい。有珠山や三宅島などの噴火調査に参加し、産総研定年退職後の現在も火山研究に励んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジコボー
11
人はどうしてもネガティブなものに注目されがち。本書では改めて火山の恩恵の素晴らしさを教えてくれます。火山による素晴らしい景観、温泉などの実用的な面。/古来より火山は神のような存在と敬われてきましたが、昨今ではただの災害として扱われています。自然に対する畏怖の念を教えてくれます。/世界の1割に及ぶ111の火山を写真や歴史を添えて紹介してくれる事典的な本書。ページをめくるだけでワクワクが止まりませんでした。2020/01/25
Yutaka Matsuzawa
9
日本にある111の活火山を紹介。この本のウリは多くの写真。写真集感覚でパラパラめくるだけでもすこぶる楽しい。火山の基本やコラムもやさしく書かれており、火山に興味を持った人がはじめて手に取るには最適な本。平時は美しいが文明を崩壊させることもある火山。日本に住むには火山の知識を正しく持っていたほうがいい。◎2018/04/08
竜玄葉潤
2
図鑑とある通り、各火山を写真で丁寧に見せて解説してくれる。写真だけでも楽しい。離島や海底火山、北方領土の火山までカバーしているのはすごい。ただ、地図はもう少し詳しくても良いかな。2018/03/23
kaz
2
温泉があるのだから当たり前と言えば当たり前だが、「この山も火山なのか」と気づかされた。噴火の際の被害の大きさにも驚かされた。 2017/12/02
翠
1
キレイな写真と共に火山の特徴や歴史が広く浅く書いており読みやすいし面白い。読んでいると登山したり、ジオパークに行きたくなる。2017/10/19