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図解雑学 毒の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816332876
  • NDC分類 491.59
  • Cコード C0043

内容説明

本書は、「毒とは何だろう?」、そんな素朴な疑問を、物質の化学構造についての基礎知識をおさえ、「毒」の文化的・歴史的背景も含めてわかりやすく解説した。

目次

第1章 毒と人間のかかわり
第2章 毒についての基本知識
第3章 植物由来の毒
第4章 微生物・動物由来の毒
第5章 化学合成毒・鉱物毒
第6章 向精神物質という毒

著者等紹介

船山信次[フナヤマシンジ]
1951年仙台市生まれ。青森大学工学部生物工学科および同大学大学院環境科学研究科教授。生薬学、薬用植物学、天然物化学および抗生物質学専攻。薬学博士。Pharmaceutical Biology(USA)副編集長。1975年東北大学薬学部卒業。1980年同大学大学院薬学研究科博士課程修了。その後、イリノイ大学薬学部Research Associate、東北大学医学部細菌学教室研究生、(社)北里研究所微生物薬品化学部研究員、同室長補佐、東北大学薬学部生薬学教室助手、同専任講師、青森大学工学部生物工学科助教授などを経て現職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

136
ことわざに「○○と天才は紙一重」というが、まさに”毒と薬”も同じ関係にある。この対立する二項は使用方法や摂取量によって”毒”にも”薬”にもなる。凡そ毒の8~9割はアルカロイド系の毒物で、これは殆ど植物に由来する。例えば、自分たち人間が食するワラビ・ゼンマイ・フキノトウ・ミョウガ・サトイモにも毒物が含まれていて直接大量に食すると副作用が生じる。しかしながら、アルカロイド系の毒物は水溶性であり、水に溶けるので調理する段階で毒物は消えてしまう。2017/03/22

barcarola

4
ミステリの副読本として毒についての雑学本は何冊か読んでいるが、その中でもわかりやすく感じた一冊。なお、ブックカバーは必須(?)。2018/07/15

buchi

4
思った以上にヒトの体は脆弱で少しの化学物質により簡単に死ぬということを再確認。馬やウサギが構造的に嘔吐できないとは驚いた。ヒトとその他の動物はそれぞれ化学物質への感受性が異なるので、毒味をさせても当てにならないのか。あとペヨーテ類がAmazonで買えるのが地味に驚き。2018/04/17

春眠暁を覚えず

2
中学生の頃、朝の読書時間に読んでいた本。 生物学に興味があって、毒の作用機構について学べたのはよかった。 が、題名を見た友達にドン引きされたので、周りの目を気にして読まなくちゃいけない1冊だと思った。

えびちり

2
毒に関して少し調べてみようとして読んでみる初心者でした。思ったよりも雑学としていろいろと書かれていてためになります。そうだよなー、毒って薬でもあるんだよなあという認識が改めて深く。しかし…人間ってホント簡単に死ぬんだなあ…。色々と日常的に接するものの中に思わぬ毒があって背筋がヒヤッと。いや、調理途中で無毒になるものも多いのだけれど。化学系は全然ダメだったので、少し新鮮な気持ちで勉強のできる本でした。大人になってから増える知識って楽しい!2019/08/30

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