出版社内容情報
中国の父系制、近世の性秩序と家族、社会主義と女性の地位などを論じつつ、ジェンダー構造とその変遷について明らかにする。
内容説明
中国の長い歴史とともに変化したジェンダー秩序の変遷過程をダイナミックに描く。社会の父系化、ジェンダー規範の強化、そして社会主義をへて改革開放の大変動まで。家族、労働、ナショナリズム、身体、LGBTなど今日的な研究視点を網羅し、中国ジェンダー史研究の全体像を初めて伝える。初学者から隣接分野まで必携の研究入門。
目次
はじめに 中国史におけるジェンダー秩序(ジェンダー史とジェンダー主流化;中国女性史から中国ジェンダー史へ;中国ジェンダー史共同研究と中国ジェンダー史のいくつかの論点;残された課題)
第1編 通時的パースペクティブ(先秦~隋唐 古典中国―父系社会の形成;宋~明清 伝統中国―ジェンダー規範の強化;近現代中国―変容するジェンダー秩序)
第2編 中国ジェンダー史上の諸問題(中国古代の戸籍と家族;「才女」をめぐる視線;中国医学における医療・身体とジェンダー;中国におけるフェミニズムと女性/ジェンダー研究の展開)
著者等紹介
小浜正子[コハママサコ]
日本大学文理学部教授、(公財)東洋文庫研究員
下倉渉[シモクラワタル]
東北学院大学文学部教授
佐々木愛[ササキメグミ]
島根大学法文学部教授
高嶋航[タカシマコウ]
京都大学文学研究科准教授
江上幸子[エガミサチコ]
フェリス女学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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