中国ジェンダー史研究入門

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  • サイズ A5判/ページ数 486p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784814001248
  • NDC分類 367.222
  • Cコード C3022

出版社内容情報

中国の父系制、近世の性秩序と家族、社会主義と女性の地位などを論じつつ、ジェンダー構造とその変遷について明らかにする。

内容説明

中国の長い歴史とともに変化したジェンダー秩序の変遷過程をダイナミックに描く。社会の父系化、ジェンダー規範の強化、そして社会主義をへて改革開放の大変動まで。家族、労働、ナショナリズム、身体、LGBTなど今日的な研究視点を網羅し、中国ジェンダー史研究の全体像を初めて伝える。初学者から隣接分野まで必携の研究入門。

目次

はじめに 中国史におけるジェンダー秩序(ジェンダー史とジェンダー主流化;中国女性史から中国ジェンダー史へ;中国ジェンダー史共同研究と中国ジェンダー史のいくつかの論点;残された課題)
第1編 通時的パースペクティブ(先秦~隋唐 古典中国―父系社会の形成;宋~明清 伝統中国―ジェンダー規範の強化;近現代中国―変容するジェンダー秩序)
第2編 中国ジェンダー史上の諸問題(中国古代の戸籍と家族;「才女」をめぐる視線;中国医学における医療・身体とジェンダー;中国におけるフェミニズムと女性/ジェンダー研究の展開)

著者等紹介

小浜正子[コハママサコ]
日本大学文理学部教授、(公財)東洋文庫研究員

下倉渉[シモクラワタル]
東北学院大学文学部教授

佐々木愛[ササキメグミ]
島根大学法文学部教授

高嶋航[タカシマコウ]
京都大学文学研究科准教授

江上幸子[エガミサチコ]
フェリス女学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

13
前近代の部分では、滋賀秀三の家族原理、すなわち漢から清まで不変の父系原理が存在していたという家族法理解に対し、それがあてはまるのは明清の一時期のみではないかと強い疑問を突きつけ、滋賀説に対する挑戦状のようになっている。近現代の部分でも人民公社の制度を女性の仕事と家庭生活の両立という面で肯定的に評価する一方、文革期にもてはやされた「鉄の娘」は男女平等を唱いながら男性基準に女性を同化させようとしたと批判するといった具合に、従来の評価の盲点を突いている。2019/01/08

マカロニ マカロン

5
個人の感想です:B。『敦煌』読書会関連本。『敦煌』に二人の女性が出てくるが、何れも名がない。日本では菅原孝標娘のように女性の名前が残っていない。ところが中国では9世紀の詩妓・魚玄機のように個人名が残っている。この点でも『敦煌』は日本的な時代小説と感じた。本書は従来の中国史学会においてこれまで取り上げられてこなかった「ジェンダー」に関する研究をまとめている。先史時代には墳墓の副葬品に男女間の性差はあるが、男尊の傾向はみられない。しかし、新石器時代末期に至ると男系血縁集団中心の社会への変化が見受けられる。2020/09/13

すいか

2
抑圧の歴史としてしか叙述されてこなかった中国の女性史を別の側面から分析という試みは既に取り組まれてきているが、現状におけるその成果が国内外に渡って網羅的に把握できる。法制度や儒学思想の分析から極端な貞節の強要など厳しう女性抑圧は明清期特に清代に入ってから顕著になったものであるとされる一方、文芸面では知識階級の女性や妓女たちの間で文学的才能を発揮する「才女」たちはむしろ明清期に活躍が顕著であるという考察があるのが興味深い。2019/08/03

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