内容説明
世界で最悪の原発事故、福島第一原発が爆発してから一年経つ。当初、あれほどワイドショー等で報道されていた福島第一原発のニュースは最早忘れ去られているようだ。野田首相の「収束宣言」。世界にこれほどあからさまな嘘を「宣言」した首相。現地では放射線が未だに出ている。取材した作業員は被災者でもある。原発が日常にある街で育ち、原発に入った人間たち。日給一万五千円から三千円だ。「俺らは使い捨てですよ」と自嘲気味に話す。三月十一日、午後二時四十六分、福島第一原発で何が起きたのか。そして現在、彼らは何を思い、何を語るのか。
目次
第1章 Case1「健一」
第2章 Case2「雄二」「竜夫」
第3章 地元
第4章 現在(座談会)
第5章 偽りの「収束」
著者等紹介
久田将義[ヒサダマサヨシ]
1967年東京都世田谷区生まれ。神奈川県横浜育ち。法政大学社会学部を卒業後、(株)産経メディックスに入社。その後、三才ブックスに入社、『別冊ラジオライフ』編集部に所属。後に、ワニマガジン社へ移籍、その傍ら、ムック「ワニの穴」シリーズの編集人。2000年、ミリオン出版に移籍し『ダークサイドJAPAN』の創刊編集長。2001年、『実話ナックルズ』編集長。2005年、『実話ナックルズ』編集長兼任で『ノンフィクスナックルズ』『THE HARD COREナックルズ』創刊。2006年末、選択出版に移籍。月刊「選択」次長。2007年、『週刊朝日』編集部に移籍。2008年、ミリオン出版に復帰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
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