内容説明
「置いていかねえよ…そのかわり、絶対に俺から離れるな。影みたいにぴったり俺の後にくっついていろ。いいな?」「はい…俺ァ、兄貴の影になる。本物の影法師みてえにいつも一緒…生涯…離れるもんか…」藤丸基は、命を救ってくれた滝口幸治に惚れ込み、弟分にして欲しいとまとわりつく。堅気の基のためを思い、冷たい態度で諦めさせようとする幸治だったが…。大人の色香が匂い立つ、仁侠の世界を描いた表題作の他、発表時より大幅な加筆を施した『箱屋の指』を収録。松岡なつき、典雅なるジャパネスク・セレクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ホレイシア
2
これも波津彬子さんの絵が目的で購入。中身はまあ、なんというか……。
みずほ
1
評価 小説★★★☆☆ 挿絵★★★★☆ 表題作は明治初期の任侠もの。兄貴分×弟分。究極の男惚れが恋に変わる。血の兄弟盃は、この二人の場合は生涯連れ添う契り。出所後の二人が見たかったな。同時収録の「箱屋の指」は現代もの。花街が舞台のせいか、かなり古い作品のせいか、昭和の香りが漂う。これも始まったばかりの二人。松岡作品としては稀少な和ものの世界。どちらも雰囲気は好きだし、想像してたより面白かったが、もう少し先を読みたかったので★3。挿絵はお話にぴったり2010/07/29




