目次
第1章 教育カウンセリングの意味と意義
第2章 教育カウンセリングの特色
第3章 教育カウンセラーの守備範囲
第4章 カウンセリング心理学
第5章 教育カウンセリングの原理と方法と技法
第6章 教育カウンセラーの基本姿勢
第7章 教育カウンセリングと隣接するカウンセリングとの異同
著者等紹介
國分康孝[コクブヤスタカ]
東京成徳大学副学長。日本教育カウンセラー協会会長。日本カウンセリング学会会長。東京教育大学、同大学院を経てミシガン州立大学大学院カウンセリング心理学専攻博士課程修了。ph.D.。ライフワークは折衷主義、論理療法、構成的グループエンカウンター、サイコエジュケーション、教育カウンセラーの育成。師匠は、霜田静志、W.ファーカー。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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n-shun1
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教育カウンセリングは治療アプローチではなく教育発達アプローチであることが強調される。カウンセリング=臨床心理学,のイメージが強く,何かが起きたときの個別対応の専門的技法(専門家)と思い込んでいる。学校教育でのカウンセリングは予防的,開発的,グループ志向という特徴があり,治療的な臨床心理学(Clinical)では限界がある。通常の状態にある児童生徒に対して(大人や学校も対象らしいが),その発達課題を解決し成長するためにできることについて概説される。臨床心理学と目的が異なるため人間や現象の見方に違いがある。2025/04/30