内容説明
「言語力」を高める生活体験に不可欠な力を育てる!基本的生活習慣、集団生活のルール・聞き方・話し方、自尊感情、他者理解・自己理解、コミュニケーション能力などを、小・中学校9年間を通して育てる授業のすすめ。総合的な学習の時間の一部として、時間割に位置づけ、通知票に欄を設け、組織的に実践する方法を、実際の学校教育課程、年間カリキュラム、推進の手順で紹介。やり方を学び、練習をした子どもたちは、体験活動で試し、ほめられることで、自信を高めていく。確かな学力は、落ち着きのある学校で伸びていく。
目次
第1章 基礎を教える「社会性を育てるスキル教育」とは(社会性を育てるスキル教育の必要性;社会性を育てるスキル教育のねらいと特色 ほか)
第2章 教育課程導入マニュアル(教育課程に位置づいた計画づくり;組織づくり・人材育成 ほか)
第3章 教育課程に位置づけた実践(学校課題研究に取り入れて進めた実践・小学校;総合的な学習の時間で教育課程に位置づけた実践・中学校)
第4章 小学校のさまざまな実践―教育課程ならびに学校・学年体制での実践(小学校1年生 友達づくりを授業で学びふだんの遊びに生かす;小学校2年生 相手も自分も大切にする人間関係力の育成をめざして ほか)
第5章 中学校のさまざまな実践―教育課程ならびに学校・学年体制での実践(中学校全学年 いじめ防止プログラムとともに話し合いスキルを育てる;中学校全学年 進路指導主事を中心にキャリア教育の一環として推進 ほか)
著者等紹介
國部康孝[コクブヤスタカ]
東京成徳大学副学長。日本教育カウンセラー協会会長。東京教育大学、同大学院を経てミシガン州立大学カウンセリング心理学専攻博士課程修了。Ph.D.。ライフワークは折衷主義、論理療法、構成的グループエンカウンター、サイコエジュケーション、教育カウンセラーの育成。著訳書多数
清水井一[シミズセイイチ]
埼玉県上尾市立西中学校校長。埼玉県中学校長会副会長、教育相談等に関する調査研究協力者(文科省)。昭和23年和歌山県生まれ。東洋大学文学部国文科卒業。埼玉県教育局指導部指導第一課生徒指導係長、川島町立伊草小学校校長、埼玉県立総合教育センター教育主幹を経て、中学校校長として現在2校目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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