内容説明
「子どもが変わった」「何を考えているかわからなくなった」と、ほとんどの教師が口にする。ところかまわずすぐに「キレる」子どもたち。教師を教師とも思わない子どもたち。わがまま勝手な子どもたち。彼らの暴走を教師だけで止められるのだろうか。理解できない子ども、言うことをきかない子どもたちに出会うと不安やイライラがつのり、ますます対話の糸口は遠ざかる。これには子どもも敏感に反応する。なぜすれ違ってしまうのか、どうしたらリレーションをもてるのだろう。本書はこの問いに二つの視点で答える。まず子どもたちのホンネに迫ること。そして第二に教師が自分の考え方や感じ方を再検討することである。
目次
第1章 子どもたちがわからない
第2章 ひとりひとりを理解する
第3章 集団を理解する
第4章 心理テストを生かした子ども理解
第5章 教師の自己理解
第6章 学級担任のためのカウンセリング研修