出版社内容情報
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
目次
第1章 教育カウンセリングを学ぶと教師自身が人間的に成長し、幸福になれる
第2章 自己成長を促す心理学の礎―マズロー、アドラー、フランクル
第3章 教師の自己成長は教育カウンセリング
第4章 教師として本気で生きよ
第5章 教師人生のライフステージを見つめる
第6章 これまでの教師人生を見つめる―ライフライン・ワーク
第7章 教師であるあなたへ―魂のメッセージ
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
明治大学文学部教授。1963年福岡県生まれ。筑波大学、同大学院博士課程修了。教育学博士。千葉大学教育学部講師・助教授(11年)を経て現職。「現場教師の作戦参謀」として、抽象的ではない実際に役立つアドバイスを先生方に与えている。悩める教師を支える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
n-shun1
2
最近,教育カウンセリングに導かれている感がある。一対一の治療的側面の強いカウンセリングではなく,集団(クラス)での活動が前提となる学校での,個の成長(子供,教員)と集団の成長を支えるための心理学的アプローチの世界。本書では学校教育における教師の人間性涵養を通して自己成長に寄与する考え方について,理論的にも,実際での行動についても論じる。行き詰まりやマンネリを感じた時が学びの最適時。なぜ教師をしているのか,教師をすることが個人の幸福と成長に限定されないマインドへ誘う。キーワードはミッションとパッション。2025/05/28
Ryowsuke Kobayashi
0
根拠に乏しく、筆者の経験則に基づく考えで説得力に欠ける気がする。「実は昭和三十年代にロジャーズのカウンセリングが日本に導入された当初から、カウンセリングは治療や問題解決志向ではなく、人間の成長を志向するものだったのです。」 「日本のカウンセリングは、黎明期から人間の自己成長を支えるものだったのです。」の部分には、なるほどと思った。2019/02/28