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内容説明
いじめ対応の王道は、いじめを許さない正義の感覚を育てること。いじめられた子どもの心を癒し、学校からいじめをなくすために、いま、教師と保護者にできることは。
目次
第1章 現代のいじめ―これだけは知っておきたい(いじめられている子の行動の特徴;現代のいじめが見えにくいこれだけの理由;いじめられている子が出す「サイン」)
第2章 いじめが起きた!まずこう対応せよ!!―緊急対応の7か条(教師と保護者が言ってはいけない三つの言葉;子どもの話を「真に受けて」聴く;第一原則は被害者保護の徹底 ほか)
第3章 いじめのない学級・学校をつくる―予防・開発的対応の6か条(学校風土を変える―「正義の共同体」としての学校づくり;ピアプレッシャーをプラスに転換する;マイナスの感情をコントロールする ほか)
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
明治大学文学部教授。1963年福岡県生まれ。筑波大学、同大学院博士課程修了。千葉大学教育学部講師・助教授(11年)を経て現職。教育学博士。「現場教師の作戦参謀」として、抽象的ではない実際に役立つアドバイスを先生方に与えている。教師を支える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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鵜殿篤
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2007年出版ということで、ゼロ・トレランスが大流行している時期に出た本だ。その影響が色濃くあるように思う。具体的には、出席停止をためらわないとか、「父性」の礼賛や、加害者への教育的指導の観点が極めて弱い点だ。そういう意味で立場と限界が分かりやすい本ではあると思う。 そういう限界を理解した上で読めば役に立たないこともないが、真に受けるといろいろと上手くいかない可能性があるようにも思う。特にネットいじめの現実にはまったく対応していないし、むしろ炎上しやすい立場に見えるので、注意が必要だ。2019/07/27