内容説明
社会科の授業は、言葉の暗記ではなく、「社会的事象の意味を問題解決的に説き明かす」こと。1歩進める授業改善。
目次
第1章 ズームアップ1・小学校社会科の全体像の大まかな把握
第2章 ズームアップ2・これからの社会科授業改善のフォーカス(子どもが「社会的事象の意味を考える」授業;子どもが「問いを追究・解決する」授業;子どもの「能力や技能を育てる」授業;子どもの「社会的な見方や考え方が成長する」授業;教師が「指導と評価を一体化させる」授業)
第3章 新しい内容の実践上のポイント(社会的な課題への対応;伝統や文化に関する内容の充実;基礎的・基本的な知識の重視)
著者等紹介
澤井陽介[サワイヨウスケ]
昭和35年・東京生まれ。国立教育政策研究所教育課程調査官。文部科学省初等中等教育局教科調査官。昭和59年から東京都の大田区、新宿区、世田谷区で小学校教諭、平成12年から都立多摩教育研究所、八王子市教育委員会で指導主事、町田市教育委員会で統括指導主事、教育政策担当副参事を経て、平成21年4月から現職。社会人のスタートは民間企業。平成25年度から初等教育資料編集長。平成15~19年度:教育課程実施状況調査委員、中央教育審議会社会専門部会委員、学習指導要領改訂協力者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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totuboy
1
澤井氏はおそらく次の学習指導要領の中心となってくる人物。ということで、次期学習指導要領に向けての動きが始まる中、彼の著書は注目です。また、2015年2月に学習指導要領の実施状況調査が公表され、社会科の現在の成果と課題も明らかになった。澤井氏の指摘している点は、この「課題」となったところと重なるところが多いので、そちらと併せて読むと勉強になります。2015/03/08
jotadanobu
0
得体の知れない小学校社会。面白いことに違いはないのだが、単元が終わった時、一体子供達に何が残ったのだろうという漠然とした不安が残ることが多い。そんな中、この本は基本的な教材研究から授業づくり、そして評価についてのエキスまで、わかりやすく学ぶことができる。逆からの授業づくりができそうだ。この本をベースに実践をしていきたいと思える、素晴らしい本だった。社会科を楽しもう!!2016/10/23
Tetsuo Yambe
0
名著。社会科の構造や授業改善が一目瞭然。さすがは澤井先生って感じ!2013/10/01