出版社内容情報
現代の教師には,ICT化の流れのなかでAIにはない自律性が求められている。
子ども個人の学習状況による「個別最適な学び」の提供だけでなく,子ども一人一人をまるごと見ている教師にしかできないこととは何かを考える。
内容説明
教育のデジタル化・協働的な学び・個別最適な学びを解剖する。
目次
第1部 今日の教育改革と教師の自律性(教育「変革」政策の展開と教師の自律性―「教育DX×個別最適な学び」による脱学校化の行方;「個別最適な学び」を問う―「個」の独自性(固有名)を大切にする教育実践へ
個別化・個性化教育の動向と教師の自律性―オランダのイエナプラン教育を手がかりとして ほか)
第2部 教師の自律性を軸とした授業研究(子どもと教師の自己変革の場としての授業づくり―教師と研究者との協働による授業研究過程を省察する;授業研究者をとりまく教育臨床研究の倫理に関する問題群;学校を基盤とした協働型授業研究 ほか)
第3部 教育方法学の研究動向(教職課程改革における教育方法関連科目の位置と課題―「情報通信技術を活用した教育の理論及び方法」の新設をめぐって)