出版社内容情報
学校での学習は,予習―授業―復習のサイクルがうまく回ったときに効果を最大化できる。
・予習が授業の理解促進につながるまでの認知プロセスや相互作用を明らかに。
・宿題の出し方・予習を取り入れた授業設計など,授業と家庭学習をスムーズにつないで深い理解を実現するための具体案を紹介。
内容説明
授業と復習だけじゃもったいない!実証研究から導き出された予習の効果とは。
目次
第1章 なぜ予習に注目するのか
第2章 予習の効果と背景要因
第3章 予習から深い理解へ
第4章 授業の影響力
第5章 予習を取り入れた授業設計
第6章 効果的な予習指導のポイント―本書のまとめ
著者等紹介
篠ヶ谷圭太[シノガヤケイタ]
日本大学経済学部教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。専門は教授・学習心理学。認知心理学に基づいて、教育現場と協働しながら効果的な学習法や指導法を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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乱読家 護る会支持!
4
学校教育の話なのですが、 「自分がわかっていることと、わかっていないことの線引きができること」 「自分がわかっていると認識している理由(なぜそう言えるのか)を説明できること」 は大人の学習でも大切なことで、これが出来ないと「問い」を立てれないですね。 そして「問い」を立てれないと「理解もできない」ことにもなります。 まずは、「わかったつもりになること」が一番ダメなので、講義に参加して、あるいは本を読んで、「疑問がわかない」のなら「自分はわかっていない」ということに気づくことが一番大切ですね。2023/01/14