内容説明
人を育てる、人に教える、人を伸ばす…すぐに役立つヒント満載。池上彰―6人の「育てる人」達人との対談集。
目次
自分の役割に気づけるとプレーが変わる―「見ていてくれる」がやる気を生み出す(元プロ野球選手・監督・王貞治氏)
「思い」が集まれば世の中を変える力になる―未来は子どもたちが作り出す(作家・僧侶・瀬戸内寂聴氏)
読書がもたらす成功体験―わからないところがあるくらいの読書が人を成長させる(資生堂名誉会長・福原義春氏)
色とりどりの教師が個性あふれる子どもを育てる―自分の頭で考える。それが未来をひらく鍵(作家・乙武洋匡氏)
学びの「技」と「型」を子どもに伝えよう―問いと発見の魅力で子どもは動き出す(明治大学文学部教授・齋藤孝氏)
教育は技術ではなく、創造力が必要な芸術―人材教育は教える側から変えていく(独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系教授・元「はやぶさ」プロジェクトマネージャ・川口淳一郎氏)
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。東京工業大学教授。慶應義塾大学卒業後、73年、NHK入局。報道記者として勤務。94年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役を務め、子どもたちにわかりやすくニュースを解説。2005年、NHKを退局(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みゃーこ
90
池上彰さんと寂聴和尚、王監督、乙武 さん、齋藤孝、福原義春他、そうそうたる顔ぶれが「教育」について語る。極めた人たちはやはり自らが哲学、理想、経験、幅広く知識を持っているので独創的で説得力がある。言葉に重みがあることが既に教育者としてのあり方として考えさせられる。キレイごとはどこにでも転がってる。体感した生きた言葉には人に聞かせる力がある。この人の話を聞きたいと食いぎみで思わせる魅力と言葉にインパクトを与えている。人物そのものに「教え」が含まれてる。教育の本質を教育者のあり方、生き方の中に見た気がする。2013/09/17
星群
32
勉強本。…けど、私の今回知りたかったことと、ちょっとずれてたかな。参考になりそうな箇所を摘まみ読み。一番参考になったのは、瀬戸内寂聴さん。『“無常”とは常に変わってゆくこと。悪いことも必ず変わる』2014/07/29
mari
6
図書館でたまたま手にした本。乙武さんも取り上げられて、昔は良かったけど、今はすったもんだあったから読む気がしなくなってしまいましたが、一応読みました。福原さんが良かったです。2017/10/31
mitya
5
先生や教育委員会の人向けに発行されている冊子に連載された内容だが、親にも参考になる。斎藤孝先生と福原義春さんが印象に残った。やっぱり音読はいいらしい。「何がすごいのか」「どこが違うのか」人に説明できるように勉強する。2014/03/30
check2012
4
はやぶさの川口さん、素晴らしい〜。こんな人と仕事したい!斎藤孝さん、ページが分厚い!笑 よっぽど、カットされてたんだろうな。2015/01/24