出版社内容情報
季語を通して見ると庭仕事の楽しみ百万倍。めぐる季節のなかで刻々変化する身近な自然をオーガニック植木屋ならではの眼差しで描く。
庭仕事の楽しみが倍加するヒントがいっぱい。
季語を通して見ると、庭仕事の楽しみ百万倍。
めぐる季節のなかで刻々変化する身近な自然を、
オーガニック植木屋ならではの眼差しで描く。
個人庭を専門に、農薬を使わない病虫害対策など、
自然環境に配慮した庭づくりとメンテナンスを行なっている
オーガニック植木屋が、
ひょんなことから俳句に出会い、十七音を通して見ると、
これまで見慣れていた庭の生きもの、庭仕事、暮らし、自然が、
新たな輝きをもって現われた。
豊かで奥深い庭仕事、庭という小宇宙を再発見し、
その楽しさを伝えたいと本書を著す。
庭先の小さないのちが紡ぎだす世界へと読者を誘う。
はじめに
春
<立春>
余寒
芝焼く
梅の花
<雨水>
虻
春の土
木の芽
椿
<啓蟄>
めざめ
春の風
<春分>
木蓮
<清明>
さえずり
蜂
<穀雨>
剪定
若緑
夏
<立夏>
シジュウカラの巣立ち
《コラム》シジュウカラの鳴き声
蛙と蜥蜴
蝶と蛾
<小満>
薔薇
テントウムシ〈天道虫〉
《コラム》生物農薬
蟻
<芒種>
蟷螂
生る
《コラム》琥珀に閉じこめられたカマキリ
ナメクジ〈蛞蝓〉
蜘蛛
カタツムリ〈蝸牛〉
<夏至>
カミキリムシ
夏の木々
病葉
<小暑>
ハーブ
緑陰とウッドデッキ
セミ〈蝉〉
<大暑>
草取り
雲の峰
秋
<立秋>
秋のセミ〈蝉〉
芋虫
秋の花壇
<処暑>
つる植物
カメムシ〈亀虫〉
<白露>
台風
露
秋の蚊とトンボ〈蜻蛉〉
<秋分>
種採
金木犀
<寒露>
小鳥来る
《コラム》アリランの青い鳥
木の実
紅葉・黄葉
<霜降>
柿
蛇穴に入る
冬
<立冬>
時雨
冬の木々
《コラム》変わり者
<小雪>
落ち葉と焚き火
水仙
綿虫
冬の花
<大雪>
冬の鳥
<冬至>
柚子
<小寒>
霜柱
冬芽
《コラム》花を食べているのは?
<大寒>
枯園
日脚伸ぶ
豊かに彩ってくれる 石田郷子
おわりに
主な参考文献
索引
【著者紹介】
ひきちガーデンサービス http://hikichigarden.com埼玉県にて夫婦ふたりで、個人庭を専門に、農薬を使わない病虫害対策を実践するなど、自然環境に配慮した庭づくりとメンテナンスを行なっている。本物の素材を生かし、安全で使いやすい庭、バリアフリーガーデン、自然の恵みを利用した循環型の庭づくりなどを地域の中で提案・実践している。2005 年、NPO 法人日本オーガニック・ガーデン協会(JOGA:http://www.joga.jp/)を設立。代表理事と理事を務める。『オーガニック・ガーデンのすすめ』(創森社)など著書多数。曳地トシ[ひきち・とし]1958 年、神奈川県真鶴町生まれ。植木屋のおかみ業にもかかわらず「高い所、泥汚れ、虫」が三大苦だったが、無謀にも現場に出たところ、虫をはじめとする庭の生き物たちの虜になり、今に至る。曳地義治[ひきち・よしはる]1956 年、東京都立川市生まれ。子どものころは暇さえあれば、鉛筆で広告の裏に絵を描いていた。木工業、ログビルダーなどを経て、植木職人となる。(公財)日本生態系協会・ビオトープ施工管理士2級、土木施工管理技士2級。
内容説明
季語を通して見ると、庭仕事の楽しみ百万倍。めぐる季節のなかで刻々変化する身近な自然を、オーガニック植木屋ならではの眼差しで描く。
目次
春(立春;雨水;啓蟄;春分;清明;穀雨)
夏(立夏;小満;芒種;夏至;小暑;大暑)
秋(立秋;処暑;白露;秋分;寒露;霜降)
冬(立冬;小雪;大雪;冬至;小寒;大寒)
著者等紹介
曳地トシ[ヒキチトシ]
1958年、神奈川県真鶴町生まれ
曳地義治[ヒキチヨシハル]
1956年、東京都立川市生まれ。木工業、ログビルダーなどを経て、植木職人となる。(公財)日本生態系協会・ビオトープ施工管理士2級、土木施工管理技士2級(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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