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先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!―「鳥取環境大学」の森の人間動物行動学

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806714750
  • NDC分類 481.78
  • Cコード C0040

出版社内容情報

自然豊かな大学を舞台に起こる動物と植物と人間をめぐる、笑いあり、涙ありの事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。

黒ヤギ・ゴマはビール箱をかぶって草を食べ、
コバヤシ教授はツバメに襲われ全力疾走、
そして、さらに、モリアオガエルに騙された!

自然豊かな大学を舞台に起こる
動物と植物と人間をめぐる、
笑いあり、涙ありの事件の数々を
人間動物行動学の視点で描く

はじめに

森のダニは水のなかでも1カ月以上も生きる
ミズダニでもないのに! これはすごい発見だ!?

モモンガが巣から滑空する姿を見るモモンガエコツアーはいかがですか?
モモンガに嫌われた??小林式オリジナル巣箱?!?

大学の建物を生息地にするツバメたち
ある初夏、ツバメに襲われ50メートル走って逃げた話

ナガレホトケドジョウの二つの生息地にせまるそれぞれの危機
人はその生息を知ることなく、一方は手を加え、他方は手を引き

イモリやモリアオガエルの棲む池やモモンガの森での学生実習の話
学生に助けられたり、学生にまんまと騙されたりした話

ヤギ村長の環境教育村
学生たちは何を得てくれただろうか

鳥取環境大学??ツタ?物語
いや、いろんなことがありました

ゴマという黒いヤギの話
鳥取環境大学ヤギ部はこれからも頑張ります

【著者紹介】
1958 年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001 年鳥取環境大学講師、2005 年教授。専門は動物行動学、人間比較行動学。これまで、ヒトも含めた哺乳類、鳥類、両生類などの行動を、動物の生存や繁殖にどのように役立つかという視点から調べてきた。現在は、ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる。中国山地の山あいで、幼いころから野生生物たちと触れあいながら育ち、気がつくとそのまま大人になっていた。1 日のうち少しでも野生生物との“交流”をもたないと体調が悪くなる。自分では虚弱体質の理論派だと思っているが、学生たちからは体力だのみの現場派だと言われている。

内容説明

黒ヤギ・ゴマはビール箱をかぶって草を食べ、コバヤシ教授はツバメに襲われ全力疾走、そして、さらに、モリアオガエルに騙された!自然豊かな大学を舞台に起こる動物と植物と人間をめぐる、笑いあり、涙ありの事件の数々を人間動物行動学の視点で描く。

目次

森のダニは水のなかでも1カ月以上も生きる―ミズダニでもないのに!これはすごい発見だ!?
モモンガが巣から滑空する姿を見るモモンガエコツアーはいかがですか?―モモンガに嫌われた“小林式オリジナル巣箱”!?
大学の建物を生息地にするツバメたち―ある初夏、ツバメに襲われ50メートル走って逃げた話
ナガレホトケドジョウの二つの生息地にせまるそれぞれの危機―人はその生息を知ることなく、一方は手を加え、他方は手を引き
イモリやモリアオガエルの棲む池やモモンガの森での学生実習の話―学生に助けられたり、学生にまんまと騙されたりした話
ヤギ村長の環境教育村―学生たちは何を得てくれただろうか
鳥取環境大学“ツタ”物語―いや、いろんなことがありました
ゴマという黒いヤギの話―鳥取環境大学ヤギ部はこれからも頑張ります

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958年岡山県生まれ。岡山大学理学部生物学科卒業。京都大学で理学博士取得。岡山県で高等学校に勤務後、2001年鳥取環境大学講師、2005年教授。専門は動物行動学、人間比較行動学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

100
先生、シリーズ8冊目。相変わらす、愉しい先生である♪「食物になる植物の生態を知り、それを手がかりに探し出す」これは、狩猟採集生活に適応したホモ・サピエンスの脳が本来一番喜ぶ活動なのだそうだ。今回は結構、真面目である。2014/07/16

Rin

53
【図書館】鳥取環境大学は変わらず、とても楽しそうでした。今回は、土壌生物にツバメにツタ物語、ももんがの森とバリエーションも広い一冊です。普段、生活しているとバタバタして、草花や土、空などに意識を向けることが減っていると気づかされます。もっとゆとりをもって、自分で意識して自然を感じる時間を持てるようになりたいです。ワラジムシやダニ、アリも登場するけれど、普段は苦手だなぁという気持ちを持ってしまっている生き物たち。でも小林先生にかかるとそれらの生き物たちが可愛らしく感じられるので、本当に楽しく読めます。2016/01/23

わんこのしっぽ

33
先生シリーズ、今回も楽しみました。虫が苦手なので第一章はさらっと流しました(笑)今年ツバメの子育てを見守ったのでツバメの章に出てきた、海外では野性動物が利用しやすい建物、橋の構造を研究している話は興味深い。懸命に生きる生命の強さ、儚さが凝集された一冊。2014/08/14

あつこんぐ

32
枯れ葉にさえ愛情持って見守り「ソの枯れ葉」という名前まで付け、挨拶を交わし、その場に居なくなった枯れ葉に「来るべきときが来たのだなー」と思う小林先生。それだけにゴマの死は本当に辛く、落ち込まれたのではないかと思います。モリアオガエルの偽物に騙されても学生に「えへへー、まんまと騙されてしまったぁ」と怒ることもなく、また嬉嬉としてヤギの焼印を押す先生は永遠の少年ですね。周りの学生さん達も優しい雰囲気が伝わってきて、楽しんで勉強してるんだろうなと思います。良い師に巡り会えて幸せですね。2017/08/15

canacona

25
動物と植物と人間を巡る事件を人間動物行動学の視点で描くとありますが、違います、鳥取環境大学教授の日常が、人間動物行動学を通して楽しく描かれていてます😂先生の嫌いな太くて長いミミズ。私の生まれ故郷北国には存在せず、西日本に来てから知りました。最初見たときは蛇かと。地元民は平然と手づかみで草むらにリリースしてました。騒ぐのは私だけ。暖かいとミミズもここまで大きくなるのかと思ったら、別種なんですね。最後のヤギ部の話はちょっとホロリ。このシリーズはもうずいぶん出てるんですね。遡って読みたいと思います。オススメ。2020/07/31

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