世界がキューバ医療を手本にするわけ

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世界がキューバ医療を手本にするわけ

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  • サイズ B6判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784806713517
  • NDC分類 498.025
  • Cコード C0036

出版社内容情報

マイケル・ムーアも注目!映画『シッコ』で描かれたキューバ医療。日本の医療の将来を占う。米国式で行く?それともキューバ式?

内容説明

乳幼児死亡率は米国以下。平均寿命は先進国並み。がん治療から心臓移植まで医療費はタダ。大都市の下町から過疎山村まで、全国土を網羅する予防医療。世界のどこにもないワクチンを作りだす高度先端技術…キューバはWHOも太鼓判をおす医療大国だ。鍼灸や気功、リナックスOSによるパソコンネットの整備でソ連崩壊後の経済危機も克服し、その医療水準を堅持したキューバは、観光とバイテク製品の輸出で、いま年12%という空前の経済成長に湧いている。だが、好景気がもたらしたのは、若者の勤労意欲の低下、ニューリッチ階層の出現による格差社会、そして高齢化社会への対応という新たな難題だった。革命は倫理喪失から内部瓦解する。石油の枯渇による将来的なグローバル経済の破綻を憂える老い先短いカストロが打った最後の一手は、失業中の若者たち全員を雇用しての「もったいない運動」の展開と高齢者介護の充実、貧しい開発途上国への医療援助だった。「革命とは、心優しく人びとを支援すること」青年医師ゲバラが志半ばにして倒れてちょうど半世紀。「持続可能な福祉医療社会」の実現を目指してカリブの小国が続けてきた模索は、日本の将来を懸念する現場の医師や患者に、もうひとつの未来へのヒントを垣間見せてくれる。市井の人びと、医師、研究者、保健医療担当官僚への現地インタビューを通じて、変化し続けるキューバの姿を克明に描いた最新リポート。

目次

プロローグ キューバへの誘い
1 群を抜くキューバの地域予防医療
2 外貨の稼ぎ手―高度医療と医薬品
3 代替医療と電子情報ネットワーク
4 国境なき医師団
5 持続可能な医療と福祉社会の仕組みづくり
エピローグ

著者等紹介

吉田太郎[ヨシダタロウ]
1961年東京生まれ。筑波大学自然学類卒。同大学院地球科学研究科中退。東京都を経て、現在、長野県農業大学校勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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coolflat

3
癌治療から心臓移植まで医療費が無料という国が存在する。キューバである。それだけなら社会主義国ならではの事だと思うかもしれない。だがキューバは医療大国と呼ばれている。世界がキューバ医療を手本にしている。最大の理由は、プライマリケアと呼ばれる初期医療とファミリードクター制度にある。後者は全国に整備され、ほぼ100%の国民が無料で気軽に医療を受けられる形が取られている。これらによって病気の早期発見と予防が確立し、国民の健康増進に繋がっている。他にも世界最先端のバイテク産業の設立や医学教育の充実などが行われている2013/03/04

オカピー

2
カストロ亡き後のキューバは?キューバについてまだまだ勉強不足です。2022/09/09

asan

1
2007年出版だから少し前のキューバであるが、革命後のキューバの医療改革と発展が書かれている。国民は無料で医療を受けることができ、全員に家庭医がいる。そして年二回自宅訪問を受けることになっている。医師は患者の生物心理社会的な存在として全人的に患者を診る。また同じ医師が一人の人を生涯見るため医療施策の評価や地区の医療問題解決に使うためのデータも集めやすい。経済制裁があり外国の医薬品が手に入らないため独自の薬を開発したり、正統な科学として基礎研究が必要とした上で民間療法など代替医療をを取り入れたりもしている。2016/08/12

ERNESTO

1
医師の亡命や、兌換ペソで、ヒマラヤのふもとへ派遣され、凍えながら働く高度な医療技術を持った医師と、米からの$の仕送りで怠けていても裕福に暮らす者や、観光客からのチップでこれも医師月給のの何十倍もの金を1日で稼ぐタクシードライバーなどの格差社会や、売春、国営工場からの横流しについては、あまり言及されず、キューバを持ち上げすぎ過ぎとも思うが、医療を社会的ボランティアととらえ、世界中に輸出するキューバ方式は、接する度に気持ちが落ち着く。 医療者としても理想的な国であり、職場だ。 精神衛生上も非常に良かった。2013/01/24

Hiroshi Kouno

1
かなり前に買った本です。もちろんキューバが経済開放する前。吉田太郎さんの本を読んだのはこれで3冊目。どのようにキューバが生き残ってきたか、どのような革命があったのか・・・。おもしろい本です。吉田太郎さんはこの本で言っています。医療にどしろーとだから書けることがあると。題名だけ見たら?っと思われるかもしれませんが、読んでいくといま日本に必要なことも見えてきます。社会主義国家だから・・と拒否反応せず読んでみてください。2012/02/08

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