「アベノミクス」の真相―気鋭の経済学者が「3本の矢」のウソを徹底分析!

電子版価格
¥1,100
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

「アベノミクス」の真相―気鋭の経済学者が「3本の矢」のウソを徹底分析!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784806147145
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C2033

こちらの商品には新版があります。

出版社内容情報

グローバル経済の時代、自分の国さえ栄えればいい、景気が回復すればいいという考えはもはや通用しない。「『アベノミクス』はグローバル経済を無視した浦島太郎の経済政策である」と主張する気鋭のエコノミストが、国民が選んだ「アベノミクス」への挑戦状を叩き付ける!

内容説明

好景気のウラに「罠」がある。「1ドル100円超え」から始まった、地獄へのカウントダウン。

目次

1 「黒田バズーカ砲」は何を狙っているのか?これが安倍政権の「金融政策」の真相だ!(俗論「異次元緩和により日本経済は復活する」・真相「この政策は「リフレ政策」とは呼べない代物」;俗論「黒田緩和策のポイントはカネの量を増やすことにある」・真相「緩和の量よりも「中身」に真の狙いが見える」;俗論「カネが設備投資や個人消費に回るかが焦点」・真相「日銀が狙うのは「バブル」による「デフレ」退治」 ほか)
2 「浦島太郎」のバラマキは何をもたらす?これが安倍政権の「財政政策」の真相だ!(俗論「国土強靱化計画で景気回復が望める」・真相「バラマキ政治への回帰。大いなる時代逆行」;俗論「民主党政権時代よりも借金を減らした」・真相「「引き締まった予算」には巧妙なカラクリが潜む」;俗論「年2.7%成長で税収増が見込める」・真相「予算の大前提となる成長率に根拠なし」 ほか)
3 「日本を取り戻す」必要はあるか?これが安倍政権の「成長戦略」の真相だ!(俗論「既得権益に屈せず改革を実行できるかがカギ」・真相「目指す的が間違っている。過去は取り戻せない」;俗論「女性活用は人口減の日本経済に不可欠」・真相「成長戦略の道具として女性を使っているだけ」;俗論「頑張っている人に報いるのが政府の役割」・真相「否。市場の仕事を政府が代行すべきでない」 ほか)

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
同志社大学大学院ビジネス研究科教授。1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。三菱総合研究所ロンドン駐在員事務所長、同研究所主任研究員を経て、2002年より現職。専門はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべたけし

13
現在の安倍政権の進める政策アベノミクスに対して、著者なりの視点から、警鐘を鳴らす内容。3本の矢毎に整理されており、大変分かりやすい。 個人的には色々な考え方・見方があって良いと思う。大事なのはこうした本を読んで、自分でどう考えるのか?ということ。 今後の日本に求められるキーワードとして「分配」が挙げられている。分配の是非はともかく、日本が変わらなければならないことは事実。何を変える必要があり、何を変える必要はないのか?このことについては、関心を持って政治情勢を注視していきたい。2014/07/17

メタボン

7
☆☆☆ アベノミクスをまやかしだとまでは思わないが、この書にあるように批判的な視線で見守ることは必要だと思った。ABE=アセットバブルエコノミクスとはなるほど言い得て妙だと思った。ABEと揶揄する投資家たちが引き潮のように日本から投資を引き揚げてしまわないよう願う。ただこの書に関して言えば、視点は良いのに、それではどうすればいいかという解に乏しいのが残念だと思う。2013/11/11

masatorin@gmail.com

4
批判、批判、批判。尽く批判。作者のいう事も一理あるが、読み手としてはウンザリしてくる。日本には富が充分にある。成長するのか、分配するのか?これ以上貧富の差を拡大させないで欲しいものだ。2013/09/02

tu-ta

3
なんかダメっぽいと思っていた「アベノミクス」。それがなぜダメなのかが説明されている。それら一つひとつはそれとして、納得できるのだが、全体として響くものがあまりないのは、書籍のつくりの問題かもしれないとも思った。 それにしても、この時代遅れの政策をマスコミはほとんど批判しきれていないなぁと思う。2013/10/19

キッチンタイマー

3
経済思想的には完全には賛成しかねるが経済のゆがみに警鐘をならしつづけるノアぶりに脱帽する。日銀は池のなかのクジラ。食べた国債は日銀を圧迫する。出したマネーは不安定な投資マネーに変わりバブルをつくる。矛盾はいつかただされるのが市場の常である。さて豊かな国民所得と内部留保の企業と果てしのない浪費家の政府。少子化で消費先細りの未来でどうして強気相場が形成されるのか。紫の髪の人の著作。2013/06/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6644958
  • ご注意事項