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竹書房文庫
「超」怖い話 怪神

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  • サイズ 文庫判/ページ数 223p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784801900318
  • NDC分類 147
  • Cコード C0176

内容説明

神仏に纏わる不可思議な話、神仏の怒りに触れた者の末路。…掌編から30ページを越える中編まで、圧巻の全百話!

目次

助けてぇ
どっち?
あっちで
隣の奴
ハンドル固定が出来た頃
それぞれ
違うわい
雨の夜
雨の夜道
マンション〔ほか〕

著者等紹介

久田樹生[ヒサダタツキ]
1972年九州生まれ。超‐1/2006年大会に1位入賞し、冬の「超」怖い話執筆メンバーに参入する。2007年『「超」怖い話 怪展』(竹書房文庫刊)で単著デビュー、以降長編実話を含む数多くの戦慄作品を送り続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

157
日本の一年の行事や四季折々の風情と人生が味わえる百物語を読み終えて、人間は清く正しく生きなければいけないなと強く実感しましたね。辛く悲しい話も多いですが、やはり幸福な救いのある話を紹介しますね。『指輪』36歳の専業主婦・真理子さんは厄除けの結婚指輪を失くしてしまい懸命に探すが見つからない。9歳年上の夫は験をかつぐ人なので話す事を迷うが帰宅すると何と夫もまた同じ日に失くした事がわかる。夫は近々に初の海外勤務に向かう予定で縁起が悪いからと単身赴任にしようと話す。一方で彼女は指輪を制作してくれた女性に相談する。2020/11/15

HANA

43
実話怪談集。因果に絡んだ話が多く収録されている。とはいえそれだけで一冊というのは厳しかったのか、それとは関係のない話も多数収録。それらは最近らしく原因も結果もよくわからない話が多かったのだが、因縁譚の方は明確にされている。そこだけ見ると一昔前の怪談っぽいのだが、何れの話も始めは何かに対する畏れというものを消失した登場人物を見ると、一周回って新しいのかなという気もしてくる。後、小粒な話が多かったためか、この作者にしては嫌感が少ないなと思っていたら「托卵」でガツンとやられました。この粘りつくような感じが最高。2014/12/09

澤水月

13
1pか2pの掌編で進む超特急の前半、突如凄く重く長いラス前の1話と救われる短編ラスト。前半は可愛い、怖い、おぞましい、不気味多種多彩。前半の方の「誕生石」は勁文社時代の『「超」怖い話』で、心霊怪談と狂気怪談の新境地を模索し生み出しつつあった平山夢明氏作品を想起し物凄く懐かしく恐怖感を覚えた。例えば新超怖2の「CDと老人」(どうもこれ再録されてないぽいので古書探してほしい)、同6の「親切心」。2pでやるのは凄い。神社仏閣の話は胸に落ちる。2014/10/30

buchi

9
百物語。短い怪談が多くて読みやすかった。 新興宗教がらみの話は、自分が嫌いなだけあってすごく嫌な気分になったな・・・。 孫思い「願わくば」、スピリチュアル奇跡「指輪」、経緯が気になる「遺言」「四月の雨」、中二病「遊び」など、プチプチ良かった。2015/01/29

カヨ

7
話の短さは新耳袋を思い出しましたがこちらはまた独特の怪談集でした。タイトル通り神様関連の話が多く「托卵」「因果応報」「言うことと違った」辺りが不気味で怖かったです。「指輪」話は中でも綺麗で2014/11/16

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