内容説明
息子はかつて父親に恋をした男と語り合い、娘は母親に抱く憎しみを滔々と述べ立てる。恋人を、友人を喪い、心に傷を抱えて生きる人たち―21世紀という時代と切り結ぶ7人の若き作家たちが、各々の多彩な手法で人間の生の混沌を剔出する長編戯曲7篇。
著者等紹介
田尻陽一[タジリヨウイチ]
1943年生まれ。関西外国語大学名誉教授。専門はスペイン演劇。劇団クセックACTでスペイン語演劇の翻訳・脚本を担当
岡本淳子[オカモトジュンコ]
1961年生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科准教授。専門はスペイン現代演劇
矢野明紘[ヤノアキヒロ]
1981年生まれ。レオン大学博士号取得。専門はスペイン演劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。