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歴史新書y
境界争いと戦国諜報戦

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800303615
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

合戦場は、何処でもよかったわけではない。国境、郡境といった「境目」が戦場を決める重要なファクターだった。山や峠、そして河川といった地形や水系が「境目」を決め、「忍び」たちの諜報・破壊活動が合戦のタイミングを計っていた。

目次

はじめに―戦国合戦は境目から
1 地形・水系の境目をめぐる攻防(河川が分ける国の東西;陸奥国の郡境と国衆の合戦;新地=「境目の城」をめぐる戦い;国境と戦国大名の戦い)
2 境目を挟んだ戦国諜報戦(草・乱波・透波の諜報・破壊活動;地理・地質的視点から見た戦国時代像)
あとがき―戦国研究の地域間格差

著者等紹介

盛本昌広[モリモトマサヒロ]
1958年横浜市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、東京都立大学大学院修士課程修了。現在、歴史研究家。専攻は日本中世・近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

fseigojp

15
草の者 いわゆる忍者は、後方かく乱が主たる任務で残忍な手口で厭戦気分を醸成するのが、主たる任務2015/08/16

maito/まいと

4
戦国時代超(もうひとつ超付けてもいいくらいの)マニアック新書。武将間の戦いが特定の場所ばかりで起きるのはなぜなのか。それを地理的要因を中心にかなり細かく紹介しており、勝ち負けのみに注目されがちな戦国時代には白眉の一冊。言われてみると、街道とか川といった、要所での戦い多いよなあ。ちなみに付城(敵城の監視や対抗のために作られた城)や、忍び(草)に関する非常に細かい紹介もされているのも注目ポイント。信長のように大兵力で一気に城を陥落できなかった地域や時代では、こうやって他国と闘っていたのか・・・2014/07/15

とよちゃん

3
大名ではなく、国衆の戦いに焦点が当たったような本ですね。後半で忍び・草の話や寄居の話は面白かった。しかし、境目で生きていた人達の心境って凄すぎですね。すぐに敵国から襲われてしまうなんて。2015/02/27

mushoku2006

3
至極真っ当。 しかし、わざわざ一書出すほどの内容か?2014/08/17

かやは

3
しかたがないことなんだけど、この手の本に載る事例は北条家をはじめとする東国のことばかりなので、四国の者としては寂しい限りなのです。2014/06/04

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