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信長は謀略で殺されたのか―本能寺の変・謀略説を嗤う (新版)

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800303080
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0221

内容説明

信長殺しの「黒幕」たちに、事件関与の決定的証拠はあるのか!?

目次

第1部 本能寺の変は「謀略事件」だったのか?(良質史料で描く「信長の最期」;謀反の成否を分けた光秀の「機密保持」;事件前後の光秀の動向;本能寺の変はなぜ起きたのか?)
第2部 さまざまな「謀略説」を検証する(裏付けのない「足利義昭黒幕説」;雄大にして空疎な「イエズス会黒幕説」;誰でも「黒幕」にできる謀略説の数々;謀略説に共通する五つの特徴)

著者等紹介

鈴木眞哉[スズキマサヤ]
1936年横浜市生まれ。中央大学法学部卒業。旧防衛庁、神奈川県庁等に勤務。戦国史研究家

藤本正行[フジモトマサユキ]
1948年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部史学科卒業。現在、國學院大學兼任講師。日本軍事史・風俗史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AICHAN

32
図書館本。『本能寺の変 431年目の真実』を読んだところこの本も読んでみたらというご意見を受けて借りた。「本能寺の変」については謀略説が多々ある。それらをこくごとく斬り伏せていく。あくまで光秀単独説を押し通す。もし『本能寺の変 431…』を読んでなかったらこの本の単独説に頷いていただろう。それくらい説得力があった。資料の見方に甘い点はあるが、それも感じることはできなかったように思う。『本能寺の変 431…』はその点でも徹底していて、かなり信頼度の高い新説なのだなとあらためて思った。春日局が決定打だったな。2018/07/15

なる

14
旧暦と新暦の違いはあれど信長公の命日ということで。本能寺の変はいかにしてもたらされたのか。未だに議論が飛び交い、真相は藪の中にある本能寺の変の黒幕ー明智光秀は単なる実行犯であって、絵を描いた存在が他にいるのではないか?という説を、武功夜話=偽書との強烈なアジテートを展開したことで知られる両者が、やはり同様に一蹴して行く。朝廷、足利公方、羽柴秀吉、宣教師等…あるいは怨恨か?不安か? まあでも真相がわからないことで多種多様なエンタテインメント性が生まれているというヂレンマもあって、結論は永遠に出ない気もする。2020/06/02

getsuki

4
色々な説が未だに乱れ飛ぶ本能寺の変を良資料を紐解きながら論じ、ついでに謀略説を切りまくるという本書。創作の観点からいえば謀略がある方が確かに面白いのだが……一旦自説に取り憑かれると中立的な立場で資料を読むのは難しいのかねー。2014/01/19

Kiyoshi Utsugi

2
鈴木眞哉、藤本正行の「信長は謀略で殺されたのか」を読了しました。 著者らは、本能寺の変を明智光秀が単独で起こしたもので、謀略性はないという主張のもとに、これまで出てきている謀略説を小気味よい位に一つ一つつぶしていきます。 面白かったので、ついつい一気読みとなりました。2019/03/14

きこ

2
有象無象の本能寺の変陰謀論をまとめて一蹴した好著。また本能寺の変周辺の政治・軍事状態を通観する上でも優れて参考になる。この一冊以降、本能寺の変陰謀説を提示するハードルは極めて高くなった。この書に目を通さずに本能寺の変を語ることは、最早不可能だと言っていい。2016/02/03

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