出版社内容情報
――発想を変えれば、世界が変わる byスプツニ子！ 世界No.1の理系大 マサチューセッツ工科大28歳日本人助教が教える「自由に生きる」ヒント
内容説明
マサチューセッツ工科大２８歳日本人助教が教える「自由に生きる」ヒント。
目次
１ はみだしはじまり―Ｔｈｅ Ｖｅｒｙ Ｂｅｇｉｎｎｉｎｇ（あらゆる体液を垂れ流すカニの話；初めての駄目出し；牛乳とブルマと私 ほか）
２ はみだす力―Ｔｈｅ Ｐｏｗｅｒ ｏｆ Ｏｄｄ Ｏｎｅ Ｏｕｔ（新しい生活；ハッピーなフェミニズムを探して；歩道橋を全力疾走した夏 ほか）
３ はみだす未来―Ｔｈｅ Ｆｕｔｕｒｅ ｏｆ Ｏｄｄ Ｏｎｅ Ｏｕｔ（疾走；先生と生徒の幸せな関係；インド ほか）
著者等紹介
スプツニ子！［スプツニコ］
１９８５年東京都生まれ。中高時代にはインターナショナルスクール対抗の数学大会でチャンピオンになる。２００３年アメリカンスクール・イン・ジャパンを１年飛び級して単身渡英、ロンドン大学インペリアル・カレッジに進学。２００６年２０歳で同大学数学科および情報工学科を卒業。フリーランスのプログラマーとしてロンドンで働きながら、在学中から開始した音楽活動を継続。２００８年英国王立芸術学院（ＲＣＡ）修士課程に入学。２０１０年ＲＣＡ修了（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
116
面白かった。日本人と英国人のハーフとして、不本意にもまわりから「はみ出し者」として扱われ、角刈り・非モテで過ごした中高生時代から、だんだんと自分の「はみ出す力」に気付き、自分のありったけの力を使って、既存の「枠」を越え「型」を壊していくアーティストに変遷していく疾走感が素晴らしかった。特にチームを組む事を覚えてからが大飛躍。彼女自身の人脈だけでなく、FacebookやTwitterなどのSNSを通じて集められた様々な分野の専門家やデザイナーが彼女のコンセプトの具現化に協力する。その巻き込み力がすごい。2014/08/30
yamaneko*
67
イギリス人と日本人のハーフで、子どもの頃から“変わった部類”の生き方。彼女が手がける作品は、どれもぶっ飛んでいて挑戦的。ネットを駆使してどんどん人を巻き込んでいく。「どんな世界にも枠はあって、枠が枠だと気がつかないうちに、子どもたちをはめ込んでいくのかもしれない」。色んな文化圏を渡り歩いて来た人だからこそ、枠を超越した視点から表現できるものがあるのかも。2014/12/27
Koichiro Minematsu
57
アーティストであり、ＭＩＴ助教授であるスプツニ子の推進力が知りたくて一読した。異分子という力は世界も変えるんだ。これからの活動にも注目したい。2021/05/30
ワダマコト
46
ネガティブな考えをもっている暇なんてない。自分で選んだことに対して、ポジティブに進むこと。それが結果的にはみだすことになったとしても自分が正しいと思っていることなんだから、周りがどう言おうと気にしない。2014年の勢いを占う1冊目。枠をぶち壊すこと自体をぼくの普通にしていきたい。またもや素晴らしい本と出会った。今年1年、ますます楽しくなりそうだ。2014/01/01
きいち
42
娘の１６の誕生日に贈った本。次の日には「ヤバい、スプツニ子！むちゃくちゃおもしろい」とハマってくれた。外に出ていろいろやってみたいというときの、背中を押す存在の一つになってくれたように思う。◇「観測されないものは存在しないと同じ」量子力学のこの考え方、「表現されないものは存在しないと同じ」という表象文化論で培った自分の考え方と同じもの。好きなことをやるために必要な、スキルの訓練やチームビルディングのベースになっていることに納得。型からはみだすために必要なことをちゃんとやっていく彼女の姿勢に勇気づけられる。2017/09/10
