内容説明
雑誌の表紙を飾ったりテレビに出演したりする「単体」から、その他大勢扱いの「企画」まで、毎年6000人ものAV女優が誕生している。媒体の企画に合わせて時には女子校生、時には人妻を演じ、カメラの前で過激なセックスを披露して、けっして高額ではないギャラを手にして消えるように辞めていく彼女たちは、なぜ「AV女優」という職業を選択したのか。幸せを望みながら苦しんで、金と男とセックスに翻弄されながら、それでも現代を力強く生き抜く女性たちの生と性を徹底的にリアルに描いたノンフィクション。
目次
第1章 AV市場を席巻する「企画単体」―大沢佑香
第2章 AV業界に流入する高学歴の女たち―月丘うさぎ
第3章 自殺願望のあるAV女優―山崎アジコ
第4章 精神を病んだ女たちの最後の砦―亜由美
第5章 売れなくなった女優が送り込まれる凌辱現場―木下いつき
第6章 僅かなお金に追い詰められる女たち―山瀬ナミ、高橋ゆりか
第7章 イジメ被害者、トラウマのその後―ひなこ
第8章 ライト感覚で性を売った女優のその後―京野真里奈
第9章 難航する第二の人生探し―北崎未来
第10章 AV女優をとりまく男たち―桜沢雪乃
第11章 AV女優と死―美咲沙耶
著者等紹介
中村淳彦[ナカムラアツヒコ]
1972年、東京都生まれ。専修大学経済学部卒業後、フリーライターとなる。企画AV女優たちの衝撃的な生と性を記録した著書『名前のない女たち』シリーズは代表作となり、映画化もされた。現在は高齢者デイサービスセンターを運営しながら、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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