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宝島社新書
泥棒刑事

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800209320
  • NDC分類 317.75
  • Cコード C0236

内容説明

犯罪件数の大半を占める「窃盗事件」。泥棒1人を逮捕し取調べると、数百件の余罪が判明し、未解決の窃盗事件が解決する。著者は長年「泥棒刑事」(捜査三課部長刑事)として、多くの「職業泥棒」と戦ってきた。完黙被疑者との取調室での攻防。窃盗事件は殺人事件のような派手さはないが庶民の日常で発生している。地道な「現場百回」、指紋・足跡・筆跡等、綿密な現場観察、「手口分析」「ナシ割り捜査」「的割り捜査」「よう撃捜査」、等あらゆる捜査手法、プロの仕業「二点三角破り」など、初めて克明に明かされる「ドロ刑vs職業泥棒」のすべて。

目次

序章 ドロ刑とは何ぞや
第1章 プロファイリングの元祖は「ドロ刑」である
第2章 ドロ刑 伝説の事件
第3章 職業泥棒は日本全国に3千人!泥棒列伝
第4章 ドロ刑を手こずらせた泥棒たち
第5章 検挙率と被害届のもみ消し

著者等紹介

小川泰平[オガワタイヘイ]
警察評論家・犯罪ジャーナリスト。1961年、愛媛県松山市生まれ。元神奈川県警の部長刑事。1980年神奈川県警察官を拝命。所轄の盗犯係の刑事を皮切りに、警察本部捜査第3課、国際捜査課の「ドロ刑」として主に被疑者の取調べを担当。警察庁刑事局刑事企画課時代にはソウルに出張し韓国警察庁との合同捜査に参加。知事褒賞のほか、警察局長賞、警察本部長賞など受賞歴は500回以上。柔道四段。2009年12月、30年間の警察人生に幕を引く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てつてつ

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詳細まで書くと 模倣犯が出るので・・はそのトウリです、泥棒の目線ってある意味重要なのが実感です。何とかならないのかと思うのは 刑期を終えてから所持金がないので再犯 この負のスパイラルを無くすシステムが日本に無いのに愕然としています。2014/01/12

伊藤裕輔

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警察官人生の大半を過ごしたドロ刑(捜査三課)での経験を中心に書かれたドキュメンタリー本となっている。本書を読むと我々にはあまり馴染みがない捜査三課の「泥棒刑事」だが、一番身近な警察官なのだと知る事が出来る。地道ではあるが懸命な捜査手法だけでなく、「職業泥棒」達の手口などメディアでは明かされないことも書かれており、今後の防犯対策等非常に勉強になる点が多い本である。また被害届と検挙率の関係等、警察組織への苦言も書かれている。「

トーヘン

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刑事の仕事の中にはドラマがあることを再認識。この本だけでシリーズドラマが作れそうですな。とはいえ、単なる経験談ではなく、刑事組織の職業倫理や問題点に触れていることも好感を持てた。面白く、人に推薦できる本だと思う。2013/06/18

うたまる

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「警察が発表する刑法犯の検挙率の65%以上が窃盗犯であり、検挙率が上がるも下がるもドロ刑の手腕にかかっていると言って過言ではない…」……捜査三課(窃盗犯担当)で約30年奉職した元泥棒刑事の回顧録。著者の実体験を基にしており、本来ならもっと興味深く読めたはず。それが刑事ドラマや警察小説の影響なのか、どれもどこかで見聞きしたエピソードばかりで、とんと新鮮味を感じなかった。期待外れと思いきや、第五章で急展開。検挙率を上げるために被害届を不受理にしていたカラクリを語り出したのだ。ここをもっと書いて欲しかったな。2018/09/30

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