内容説明
ダンサー志望の舞は、ひょんなことからお寺での居候を開始する。そこで知った空海の生き様と密教の思想を通して、自分と向き合い、心のままに生きる道を見出していく―。悩み多き人生を隠やかに、豊かに送る方法を教えてくれる空海の密教(真言宗)について、わかりやすく解説。思想の基本や般若心経の全文解説、曼茶羅・如来・菩薩の意味など教養アップの情報も盛りだくさん。巻末には日本密教のお寺ガイドも収録。日本仏教の基本を整理した一冊。
目次
序章 仏教って何?密教って何?―仏教における人生の目的とは?
第1章 空海ってどんな人?―自ら道を切り開く、たくましきエリート(出世を目指し上京し、世の中の不条理を実感―蓄えた知識でも解決できない「問題」はある;仏教を志し唐へ!官僧となり「空海」を名乗る―ありきたりの道を捨てて「自分の人間」を生きる ほか)
第2章 「即身成仏」って何?―密教の“悟り”が人生にもたらすもの(「悟り」とは宇宙と合一すること―正しい行いの実践により人は悟りを開ける;森羅万象をあらしめる根源的な本体「六大」―この世の万物は「六大」により構成される ほか)
第3章 曼茶羅と仏像の意味―密教美術に秘められた奥深き仏の世界(曼茶羅とは何か?―言葉では表せない悟りの世界が広がる;金剛界曼茶羅とは何か?―堅固な智慧は一切の煩悩を打ち砕く ほか)
第4章 密教の修行とは?―密教に生き、新たな生命を得るために(密教の修行の考え方「三密」とは?―身体と意識に働きかけ大日如来との合一を目指す;手印にはどんな意味がある?―自らを仏と合わせ仏の姿を自らに宿す ほか)
著者等紹介
島田裕巳[シマダヒロミ]
1953年、東京都生まれ。宗教学者、作家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を歴任。NPO法人葬送の自由をすすめる会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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