内容説明
インターネット上で過激な発言を繰り返し、ついにはフジテレビや提供スポンサー企業に対してデモを行い、現実世界でも影響を持ち始めている「ネット右翼」。反韓、反マスコミ、反エリート…“愛国”“憂国”を唱える彼らの論調は、一見、非常に論理的な意見に見えるが、実は矛盾に満ちている。一体、ネット右翼はどのような人々が中心で、どのような生活を送ってきたことで、そのような考え方をするようになったのか。ネット右翼の「誤解」や「妄想」、はたまた「論理の矛盾」を具体的に挙げつつ、彼らのホンネがどこにあるのかを、ネットジャーナリズムの旗手3人が分析、明快に解き明かす。
目次
第1章 ネット右翼のリアル(ネット右翼のシンボル的存在、「在特会」;節電で「犠牲者」は増えたのか ほか)
第2章 弱者のツール(変わりゆく日本社会に置いていかれる恐怖と無学の関係;ネット発のデモが起こる構図 ほか)
第3章 メディアの反日陰謀論―考えすぎだ、メディアにそんなガッツはない(レッテル貼りに成功した“愛国者”たち;私が反日認定された「理由」 ほか)
第4章 ネット右翼の正体―お前ら、日本をどうしたいんだ!(「ネット右翼」に思想的なものは何もない;下から見上げる「目線の構造」 ほか)
著者等紹介
安田浩一[ヤスダコウイチ]
1964年生まれ。『週刊宝石』『サンデー毎日』などの記者を経て、現在はフリーのジャーナリストとして活躍
山本一郎[ヤマモトイチロウ]
1973年生まれ。1996年、慶應義塾大学卒業。投資会社経営の傍ら、著作家やブロガーとしても活躍
中川淳一郎[ナカガワジュンイチロウ]
1973年生まれ。1997年、一橋大学卒業後、博報堂入社。2001年に同社を退社し、雑誌編集者などを経て、06年からインターネット上のニュースサイト編集者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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harass
みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます
KJ
JunTHR
Naoko Hosokawa