内容説明
ハルとくるみの幸せな日常。いつまでも続くと思っていた日々は、飛行機事故で突如終わりをつげた。けんか別れのまま、最愛のハルを失い、生きる力も失ってしまったくるみ。彼女の笑顔をとりもどすため、ヒト型ロボットのキューイチ“Q01”は、ハルそっくりのロボハルとしてくるみと暮らすことに。ロボハルの頼りは、かつてくるみが願いごとを書いた、ルービックキューブ。色がそろうごとに溢れてくる、くるみの想いに応えるため、ロボハルが奮闘するも、くるみはかたくなに心を閉ざしたまま。ロボハルを作った荒波博士、そして京の街のひとたちに助けを借りながらも、ロボハルは、人について、そしてくるみについて知っていく。少しずつ打ち解けるロボハルとくるみだったが―。近未来の京都で生まれた、ロボットと人の奇跡のラブストーリー。
著者等紹介
木皿泉[キザライズミ]
脚本家。『すいか』(第22回向田邦子賞、第41回ギャラクシー賞優秀賞受賞)、『野ブタ。をプロデュース』(第47回ドラマアカデミー賞最優秀作品賞6部門受賞)、『セクシーボイスアンドロボ』、『Q10』(第48回ギャラクシー賞優秀賞受賞)などの脚本を担当。2013年4月には、初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』(河出書房新社)、5月には、エッセイ集『木皿食堂』(双葉社)を発売。劇場中編アニメーション『ハル』にて初のアニメ脚本とノベライズを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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