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ハル

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  • サイズ B6判/ページ数 125p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800001825
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ハルとくるみの幸せな日常。いつまでも続くと思っていた日々は、飛行機事故で突如終わりをつげた。けんか別れのまま、最愛のハルを失い、生きる力も失ってしまったくるみ。彼女の笑顔をとりもどすため、ヒト型ロボットのキューイチ“Q01”は、ハルそっくりのロボハルとしてくるみと暮らすことに。ロボハルの頼りは、かつてくるみが願いごとを書いた、ルービックキューブ。色がそろうごとに溢れてくる、くるみの想いに応えるため、ロボハルが奮闘するも、くるみはかたくなに心を閉ざしたまま。ロボハルを作った荒波博士、そして京の街のひとたちに助けを借りながらも、ロボハルは、人について、そしてくるみについて知っていく。少しずつ打ち解けるロボハルとくるみだったが―。近未来の京都で生まれた、ロボットと人の奇跡のラブストーリー。

著者等紹介

木皿泉[キザライズミ]
脚本家。『すいか』(第22回向田邦子賞、第41回ギャラクシー賞優秀賞受賞)、『野ブタ。をプロデュース』(第47回ドラマアカデミー賞最優秀作品賞6部門受賞)、『セクシーボイスアンドロボ』、『Q10』(第48回ギャラクシー賞優秀賞受賞)などの脚本を担当。2013年4月には、初の小説『昨夜のカレー、明日のパン』(河出書房新社)、5月には、エッセイ集『木皿食堂』(双葉社)を発売。劇場中編アニメーション『ハル』にて初のアニメ脚本とノベライズを担当する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mumiu

43
だいじなひとをなくすと、心って壊れちゃう。心が壊れちゃったくるみを癒していくためにハルはつくられた。これ、ダメなやつです。超だめ。せつなくてそしてやさしいものがたり。ひとのいのちは、消えてなくなってしまうわけじゃない。2018/09/17

cozicozy

21
映画館で何度かアニメーションの『ハル』を楽しみました。原作があることを知り、手にしました。映画では描かれていない部分を読むことができて良かったです。また、キャラクターの気持ちが丁寧に描かれないるので、こんなことを考えていたのか?思っていたのか?と、感じることができました。人間より、人間らしいキューイチの気持ちを考えると、何だか切なくなるのでした。ハルとくるみの物語だけれど、キューイチの言葉にならない思いの物語でもあると思いました。また、映画を観に行こうと思います。初回は、映画を知るための鑑賞。2回目以降は2013/06/28

さこぽん

20
ちょうど今朝 <中国人がロボットと結婚した> というニュースを知った。 思わず笑ってしまったが、もう笑ってはいられない、こんな時代がきたのだ。 この本は人とロボットのラブストーリー。 終盤あるからくりがあるけれど、悲しいはずなのにあまり感動とかもない。 さらっと書いてる、もったいない気がした。2017/05/02

しらたま

12
木皿さん、小説はお初。ドラマQ10で感動したので、楽しみに読み始めた。中編アニメのノベライズ、察しの悪い私は、なかなかわかりませんでした。未来の、ロボット?AI社会も皆に希望的なわけじゃない。「一番危ない仕事は人間がやる」そうなったら?と怖くなった。ロボットも人を愛し、自分を犠牲にする。切ないラブストーリー。アニメが見たくなりました。2019/07/01

コンチャン

12
映画の原作ということで、ちょっとイメージしきれなかった部分もあり、たんたんと読み終えてしまいました。映像になっている方も是非見てみたいです。2018/02/05

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