常識では読めない漢字―近代文学の原文を味わう

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常識では読めない漢字―近代文学の原文を味わう

  • 今野 真二【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784799102770
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0081

内容説明

漢字のつかい方が今よりはるかに自由だった時代の名作に登場する漢字は現代人が読めないものばかり。明治の文豪たちが奔放につづった、ユニークすぎる漢字表記に“たっぷり、どっぷり”つかる全二百問。

目次

第1部 漱石作品の漢字表記を味わう―漱石先生、その漢字の読み、頓と見当がつかんぞなもし。
第2部 鴎外作品の漢字表記を味わう―森軍医殿、その漢字の読み、味わい深くて眩暈がします。
第3部 近代黎明期の漢字表記を味わう―諭吉、逍遙、そして新聞など、漢字が「自由」だった時代。
第4部 明治中期の漢字表記を味わう―一葉、紅葉、藤村、蘆花、涙香らの名文・名調子を支えた難読漢字たち。
第5部 明治後期の漢字表記を味わう―上田敏、二葉亭四迷、花袋、荷風など、時代と共に収斂していく難読漢字たち。
第6部 白秋作品の漢字表記を味わう―近代詩に新風を送り込んだ巨匠の、異国情緒あふれる難読漢字の数々。

著者等紹介

今野真二[コンノシンジ]
昭和33(1958)年、神奈川県鎌倉市生まれ。昭和57(1982)年、早稲田大学第一文学部日本語日本文学科卒。昭和61(1986)年、同大学院博士課程後期退学。松蔭女子短期大学講師、助教授、高知大学助教授を経て、平成11(1999)年、清泉女子大学文学部助教授。現在、同大教授。日本語学専攻。平成14(2002)年、『仮名表記論攷』(清文堂出版刊)で第三十回「金田一京助博士記念賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

53
今は使わなくなった言葉達。形を変えた表現。どういう用例があるのか、歴史的背景があるのかなども一つずつ説明がついているので、賢くなった気分で読みました。普段読んだり書いたりで使っているものが、実は難読だった!とか気がついて吃驚しました。だって、パソコンで変換すると出てくるんだもの……さすが日本の技術力!クイズの部分はヒントがあるので、何となくわかっちゃうかも。今は助詞を漢字で書く事は少なくなりました。と言うので手元にある本を見返してみたりしました。泉鏡花の日本語もすっごく可愛いので、何時か取り上げて欲しいな2014/10/17

ばりぼー

36
単なるクイズだけではなく、引用した原文を示して明治の雰囲気を伝える最大限の配慮をした資料としても貴重な本。日本語を漢字で書く書き方は「音・訓・義」の三つがあり、「義」というのはいわゆる当て字のこと。明治期には漢字の右側に「語の発音」、左側に「語義の補助的説明」という「左右両振仮名」があったのは興味深い。例えば「壓抑」の右側に「アツヨク」、左側に「オシツケル」という具合に。驀直(ましぐら)、厶います(ございます)、嘸(さぞ)、莞爾と(にこにこと)、鳥渡(ちょっと)など、ヒントがないと確かに読めません。2016/11/12

Kouro-hou

13
明治期の文豪の文章などを中心に難読な熟語を解説した本。市街と書いて「まち」と読ませるとか、手巾と書いて「ハンカチーフ」と読ませるとか。漱石、鷗外辺りは馴染みがあるので何となく読めたり、解説で納得できますが「海潮音」辺りは歯が立ちません。外来語に漢字をあてるタイプはさらに難読で「拿破崙」で「ナポレオン」とか自分には無理です!この辺は筆者の自由で「バケツ」に何故「馬尻」の字をあてたのかは本人しかわからないそうです。をを。キラキラネームとはまた違う知識に裏打ちされた漢字の魅力を教えてくれる本。2014/05/20

双海(ふたみ)

12
漱石、鷗外、諭吉、逍遥、一葉、藤村、蘆花、涙香、荷風、花袋、白秋などの原文を味わいつつ、そこに出てくる難読漢字を紹介するという本。2014/01/18

ジロリン

11
これも、もういいか。漢検に出てくるような、いわゆる難読漢字を解説するような本だと思って手に取ったのだが、「常識では読めない漢字」と言うより「常識では使わない漢字」を使った作家のテキストから、その意図とか時代背景を語る…といった体の1冊。ちょっと求めていたものとは違った。2017/09/07

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