内容説明
言葉の選び方、リズムのつけ方、言葉の並べ方がイチからわかる。心情表現・風景描写も思いのまま。スグに始めたくなる、夢中になれる短歌教室。
目次
第1部 言葉に敏感になる―言葉が短歌を生み出す(言葉の重さ、温度、湿度を感じてみる;納得のいく表現を探し求める;積み重ねていくと作者独自の「粘り」が生まれる ほか)
第2部 短歌の技法を知る―ひたすら言葉の引き算をする(海―大きな風景はいったん抽斗にしまっておく;雲―なんでもないことをあらためて見つめてみる;悪茄子―名前の持つ力やイメージを利用する ほか)
第3部 作品を発表する―ひとに読まれて磨かれる(三十一音にしただけでは未完成;自分の歌を知るには離れて眺める;自分以外の歌人を知る)
著者等紹介
江戸雪[エドユキ]
1966年大阪府高槻市生まれの歌人。神戸女学院大学文学部総合文化学科卒。歌集に『百合オイル』『椿夜』(ながらみ現代短歌賞)などがある。若手歌人のアンソロジーに参加したり、短歌のテレビ番組に出演したりして、その活動が認められ2001年には大阪市が主催する「咲くやこの花賞文芸部門」を受賞した。その後、雑誌やネットに、短歌・エッセイ・評論を発表しつつ、大学院で「源氏物語」を学び、今は大学講師として「日本語」の表現についての講義も受けもったりもしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
歌会本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
怜
29
なんか。わたしには合わないので途中で読む気がなくなった。ことばごとに、例題のように短歌を何首か挙げられるのだけど、その解釈も紋切り型でわたしにはあわなかったな。2014/10/12
ま
27
著者は絶対ペンネームだろこれと思ったら本名で驚いた。短歌は三十一音という制約があるからこそ輝きを放つ。なんか勇気をくれるね。人間もそうだといいな2022/07/20
ちゃありぃ
13
江戸さん好き。2014/08/15
なお
11
図書館本。色んな題材で短歌を紹介してます。ただ、短歌に救いを求めない方がいい、とか苦しみもあると書かれてあるので、身構えてしまった。2016/04/10
てくてく
6
「短歌を作ることは、暗い渡り廊下を行くようなことかもしれません」「孤独な作業ですが、できればこの渡り廊下を何度もわたり続けてほしいとおもいます。私は、なんども渡り廊下をわたって、向こう側とこちら側にいます。」という箇所がある第一部はわりと参考になった。ただ、第二部は今一つという印象を受けた。2016/04/17