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出版社内容情報
常敗将軍VS最強傭兵団常敗将軍VS最強傭兵団
「あ、やっぱりティナじゃない」
突然そう声を掛けてきたのはティナと同じフードを被った小柄な人物。ティナだけはその声に聞き覚えがあった「初めまして。私はリィス・ヴァサームント。ティナの姉です」
姫将軍であるシャルナ、傭兵団長アイザッシュと共に常敗将軍ダーカスに付き従っていたティナだったが正に最悪の人物と出会ってしまった。
同じヴァサームント一族のリィス。生まれてから一度も勝ったことの無い腹違いの姉である。『常敗将軍』ダーカスを中心に繰り広げられる一大ファンタジー戦記第2弾!
北条新九郎[ホウジョウシンクロウ]
著・文・その他
伊藤 宗一[イトウ ソウイチ]
イラスト
内容説明
突然そう声を掛けてきたのはティナと同じフードを被った小柄な人物。ティナだけはその声に聞き覚えがあった。「初めまして。私はリィス・ヴァサームント。ティナの姉です」姫将軍であるシャルナ、傭兵団長アイザッシュと共に常敗将軍ダーカスに付き従っていたティナだったが正に最悪の人物と出会ってしまった。同じヴァサームント一族のリィス。生まれてから一度も勝ったことの無い腹違いの姉である。『常敗将軍』ダーカスを中心に繰り広げられる一大ファンタジー戦記第2弾!
著者等紹介
北条新九郎[ホウジョウシンクロウ]
『常敗将軍、また敗れる』にて、第11回HJ文庫大賞大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
決して勝てなかった異母姉・リィスと再会したティナ。彼女やシャルナ、アイザッシュを付き従えて旅する常敗将軍ダーカスが、サウロン砦を巡るアイゼル王国の内紛に巻き込まれてゆく第二弾。未だ大きいリィスとの実力差に焦燥を募らせてゆくティナと、要衝サウロン砦防衛の傭兵として雇われたダーカスたち。今回はティナの因縁との決着もポイントでしたけど、思わぬ形で暗転するギリギリな状況の連続でも、最後まで諦めず最善を模索し続けるダーカスの戦いぶりには今回もぐっと来るものがあって、今度はどんな戦いが待っているのか次巻も楽しみです。2018/10/30
まるぼろ
19
今巻は茶葉が名産のサウロンと言う名の都市で籠城戦。アイゼル王国のアーミッシュ商会を訪れていたダーカス達だが、そこでティナは姉で同じくヴァサームント騎士団のリィスと再会し…と言うお話です。今巻もとても良い負け戦でした。ダーカスの言う通り殆ど情報の無い所から始まり、籠城戦が上手く行きかけた所でサウロン男爵の焦りから出た悪手によって敗北が確定してからの、大事な物は失わない為の負け戦はとても読み応えがありました。ティナも今巻の事で傭兵として大きく成長した様に感じられました。次巻はどんな負け戦になるのか楽しみです。2019/04/09
しぇん
18
全然本屋に置かれてなかった地点で色々考えてしまいますが、一巻楽しめた人には楽しめた内容でした。アイザック君とか成長しているのが良い感じですね。一巻と異なり急な依頼だったので経験の力で捌いていくところが底力てやつですか。2018/11/06
のれん
12
またまた負ける将軍…… 傭兵としては負けて貰っちゃ困るというのは分かるし、華々しい戦果も読者達はいつも期待してしまう。 だが、激戦を繰り広げずとも敗北してでもつかみ取れる戦果がある。 敗北としかいえないが、間違いなくダーカスとその仲間達が勝ち取った勝利見せていただいた。 次巻も華麗なる敗北を期待したい。2018/11/06
真白優樹
11
旧知の友の依頼に答え、詰んだ状況の戦場へ向かう中、ティナの天敵である姉が姿を見せる今巻。―――敗北の先に導け、子供達の芽生えの引金。 何も準備もなく一から戦場を組み立てなければいけない状況の中、ティナやシャルナ、アイザック達の、才能の萌芽が始まる今巻。ダーカスは、敗北の女神に愛されるかのように、全ての戦場で敗北する。だが、そんな中でも若者達を教え導き、一つ一つを積み重ね、まるで魔法のように最後に全てをひっくり返す。正にこの物語にしかない、華麗で尊い敗北の面白さが更に極まる巻である。 次巻も楽しみである。2018/11/07