SB新書<br> こんなふうに教わりたかった!中学数学教室

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SB新書
こんなふうに教わりたかった!中学数学教室

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  • サイズ 新書判/ページ数 183p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797375794
  • NDC分類 410
  • Cコード C0241

出版社内容情報

心の底から納得できる中学数学の総おさらい

のべ100万人超の受験生を志望校とへ導いた元代々木ゼミナール伝説の数学講師が、
中学数学を基本の「キ」から解きほぐす。
昔数学が苦手だったあなたに、「こんなふうに教わっていれば、数学嫌いにならずに済んだのに・・・」
と地団駄を踏ませる会心の1冊!

小学校の「算数」は好きだったのに、「数学」になってから嫌いになったという人は、結構多い。
太郎くんや花子さん、リンゴやバナナが出てこない抽象的な記号や数字だけの問題への拒否反応や、
「なぜ、マイナスとマイナスを掛けるとプラスになるの?」「なぜ、0で割ってはいけないの?」といった原理への疑問、
「そもそも因数分解ってどうして必要なの?」「最後の最後は”思いつけ”ってひどくない?」
といったそもそも論など、いくつかの要因が考えられる。

本書では、そうした「学生時代数学は苦手だった。でも今になってやっておけばよかった」と考えている大人。
また、子どもの算数・数学の宿題が手伝えない親世代に向けて、
「なんだよ、そういう風に説明してもらえれば、私だって分かったんだよ!」と腑に落ちる解説を展開する!

はじめに
第1章 図形その1(平行線) ~劇団☆平行線『補助線の魔術』~
第2章 図形その2(面積比) ~図形問題で景色を変える方法~
第3章 文字を含む式 ~法則作りに欠かせないもの~
第4章 因数分解 ~和と積はどちらが"使えるヤツ"か~
第5章 方程式 ~めったに成り立つことができない等式~
第6章 関数 ~変化を1ヶ所にまとめる~
第7章 連立方程式 ~"かつ"で結ばれた図形の真実~
第8章 確率 ~そこは“重み”が違うから気をつけて~v
チャレンジ問題の解説・解答
おわりに

はじめに

第1章 図形その1(平行線) ~劇団☆平行線『補助線の魔術』~
第1話 わりばしを落としたら……
第2話 有名な図形問題
第3話 平行線のお話
第4話 有名な図形問題(解説篇)

第2章 図形その2(面積比) ~図形問題で景色を変える方法~
第1話 三角形の面積比について
第2話 三角形の内心
第3話 内心をどちらでとらえるか?
第4話 景色を変える

第3章 文字を含む式 ~法則作りに欠かせないもの~
第1話 「割り算」の意味
第2話 整数を一般化する方法

第4章 因数分解 ~和と積はどちらが"使えるヤツ"か~
第1話 因数分解って必要?
第2話 因数分解の公式
第3話 公式を使ってみよう
第4話 3ステップで複雑な因数分解にも対応

第5章 方程式 ~めったに成り立つことができない等式~
第1話 1次方程式
第2話 2次方程式

第6章 関数 ~変化を1ヶ所にまとめる~
第1話 関数って何?
第2話 関数の姿を読み解く
第3話 グラフのさぼり方

第7章 連立方程式 ~"かつ"で結ばれた図形の真実~
第1話 連立方程式といえば……
第2話 解法に疑問を持ってみる
第3話 見方を変えてみる
第4話 共有点に与えられた新たな呼び名
番外編

第8章 確率 ~そこは“重み”が違うから気をつけて~
第1話 いまいち馴染めない言葉
第2話 順列・組み合わせ
第3話 “重み”の違い
第4話 「同様に確からしいもの」を作る

チャレンジ問題の解説・解答
おわりに

【著者紹介】
2010年度まで代々木ゼミナールの数学科名物講師として約30年間、のべ100万人超の生徒を志望校へ導く。代ゼミ退職後の今もオフィシャルファンサイトが開設されるほどの絶大な人気を誇る。現在は福岡と東京で、自ら主宰する医歯薬理工系予備校プロジェクトシアターゼミナール(PTS)で指導にあたる。また、高等学校や中学校での出張講義も数多く、全国の高校生、中学生に数学のおもしろさ、奥の深さを伝える一方、高等学校や中学校では教師を対象として、生徒の学力をのばす指導方法の講演を行い、「生涯教育としての数学」の啓蒙に力を入れている。

内容説明

小学校の「算数」は好きだったのに、「数学」になってから嫌いになったという人は多い。抽象的な記号や数字への拒否反応や、公式丸暗記の指導法、「因数分解って何のためにやるの?」といったそもそも論などの要因が考えられる。本書では、現役の中高生のみならず、今になって「やっておけばよかった」と考えている社会人や親世代、さらには指導に苦慮する先生方に向けて、「こういうふうに説明してもらえれば、私だって分かったのに!」と、心の底から納得できる解説を展開する。

目次

第1章 図形その1(平行線)―劇団☆平行線『補助線の魔術』
第2章 図形その2(面積比)―図形問題で景色を変える方法
第3章 文字を含む式―法則作りに欠かせないもの
第4章 因数分解―和と積はどちらが“使えるヤツ”か?
第5章 方程式―滅多に成り立つことができない等式
第6章 関数―変化を1ヶ所にまとめる
第7章 連立方程式―“かつ”で結ばれた図形の真実
第8章 確率―そこは“重み”が違うから気をつけて

著者等紹介

定松勝幸[サダマツカツユキ]
2010年度まで代々木ゼミナールの伝説の数学科講師として約30年間、のべ100万人超の生徒を志望校へ導く。現在は、教員研修・出張講義のための塾プロジェクトシアターゼミナール(PTS)を主催。全国の高等学校・中学校に出張して教師や生徒の指導にあたる。県教育庁での講演も多く、県レベルでの教育水準アップに力を入れているほか、高等学校のカリキュラム改革にも定評がある。講義を聴講する生徒には社会人も多く「生涯教育としての数学」の啓蒙に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

eve

8
式,グラフが丁寧にかかれているため,スペースが広く,あっという間に読み終わってしまう。1つのことに書かれる内容が少ないため,トピックだけで終わってしまった感じ。もっと本質に近づく話があると良かった。中高生向けか。2017/01/23

ちくわん

5
第1章、第2章を私事都合によりすっ飛ばして読む。テーマは中学数学であるが、「問題を解く」ことについてすばらしく「正しく」、「丁寧に」解説している。ありがちな間違いを例示し、どこがどうして間違っているのかを明らかにしている。さすが代ゼミの伝説の教師。ただただ公式を暗記して、それを問題にあてはめることが「数学」としている輩とは「月とスッポン」。と、ここまで褒めちぎってきたが、作者のこの巧妙な説明を本で読んで理解できる中学生(及び親)は、それほどいないのでは。しかし、素晴らしい「資料」だ。大変参考になった。2017/11/12

ちさ

2
【大学図書館より】題名のような強い感情が湧き上がるほどでは無いが、「こんなのあったなぁ‥」と懐かしむ感じで簡単に読めた。2014/12/02

たろう

1
そこまで「なぜ?」と突っ込んでいいの!?という驚きと、それを「なぜそれをしたくなるのか?」まで考えて、必然的に論理が展開されていくので、読んでいて気持ちが良いです。 自分は「そういえば三角形の合同条件、相似条件ってなんでそうなってるんだっけ?」と疑問に思ったので、そこを個人的に調べてみました。 この解説を丁寧に読んでから、チャレンジ問題を粘ってみると、初見なのに解けるから嬉しいです。2023/07/21

K Goro

1
この著者には、問題の意味を語る本も書いてほしい。本書は問題を解くための方法にフォーカスしている面が強いと思うので、それぞれの問題を解くことによって結局何をやっていることになるのか(=意味)をもっと語ってほしい。(この本の欠点というわけではないが、)問題を解くという文脈で数学を語ることが、数学の話をつまらなくさせることがある。2017/04/09

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