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数学で生命の謎を解く

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  • サイズ B6判/ページ数 439p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784797369694
  • NDC分類 461.9
  • Cコード C0041

内容説明

数学は、生命の神秘を解明するために、どのように使われてきたか?イアン・スチュアートが最新の研究成果を通して明らかにする21世紀数学の最前線。

目次

数学と生物学
小さい小さい生物
生物の長いリスト
花のなかに見つかるフィボナッチ
種の起源
修道院の庭園で
生命の分子
生命の書
分類学者よ、木は使うな
第四の次元からやって来たウイルス
隠された配線
結び目と折り目
斑点と縞模様
トカゲのゲーム
ネットワークを作るチャンス
プランクトンのパラドックス
生命とは何か?
外に誰がいるのか?
第六の革命

著者等紹介

スチュアート,イアン[スチュアート,イアン][Stewart,Ian]
ウォーリック大学数学部教授。英国の第一線の数学者であり、ポピュラーサイエンス書の著者としても世界的に有名。2001年に、王立協会のフェローとなる。新聞や雑誌の記事の執筆、テレビの科学番組への出演なども積極的に行っている

水谷淳[ミズタニジュン]
翻訳者。東京大学理学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

185
面白い。前半は生物学の歴史のおさらいでそれから最近の数学と生命のかかわりについて詳細が書かれている。最近まれに見る良書だと思う。ただ、やや駆け足で数学の細部の(あたりまえだが)掘り下げは浅いが、それでもabsintheにはやや難易度が高かった。まったく普段数学の本を読まない人には難しいと思われ、逆に数学知識豊富な人には浅すぎるかもしれない。この著者を数学者と認識していたが、数学以外にこれほど造詣が深いとは驚いた。2016/11/05

やいっち

52
科学について、あるいは生物や自然について、つい短絡的な発想や思い込みに陥りがちな小生には、バランスの取れた的確な知見がありがたい。2013/12/10

壱萬弐仟縁

27
2011年初出。 数学の役割はもっと創造的であるべき(014頁)。 9Cには、衰えた視力を補うために「読書石」 が使われていた。透明なガラスを磨いて片面を 丸くし、もう片面を平らにしたもの。 文書の上に置き、文字を見た(019頁)。 望遠鏡と顕微鏡は16C後半に 人類にとって世界の認識を拡大、 縮小させた(020頁)。 アントニ・ファン・レーウェンフックは 血液は円盤状物体から成り、 毛細血管内を流れていることを発見(021頁)。    2014/05/28

書斎六尺

15
生命の様々な振る舞いや生命内部での化学変化を数学モデルを駆使して解明しようとする。この様な本は科学の最先端に触れ、今の問題点を知る事も出来好奇心を満足させてくれる。現代人のうち約4%がネアンデルタール人の男性と原生人類の女性を介して伝えられたネアンデルタール人由来のDNA配列を持っているのには驚いた。この本に登場する数学が多少分かっているとより面白く読めるのだが。昔読んだ複雑系・カオス理論を思い出しながら読む。進化の事。新種への分化。生命をどのように定義するかその難しさ。更に地球外生命を考えるのも面白い。2012/12/05

roughfractus02

9
20世紀に数学は物理化学のベースとなる言語となったが、21世紀は生物学の言語になると著者はいう。ムーアの法則以来ITがナノ化し続ければBT(バイオテクノロジー)がその対象領域になるのは当然だろう。著者は生物学側でナノ化(顕微鏡→博物学的分類→進化論→遺伝子→DNA構造)を概説し、さらに、新たに数学言語によって記述する生命科学を「数理生物学」と呼んで、そこから横断的で総合的な学的領域が展開する予兆を、コンピュータ・シミュレーションを駆使して自然から社会までをネットワークとして記述する複雑系科学の登場に見る。2020/01/26

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