内容説明
情報自己決定権は、どのように保護され、また、それはいかに制約されうるのか。
目次
第1部 情報自己決定権の保護領域(情報自己決定権の保護領域に関係する、日独両国の議論;基本権の保護領域をめぐる議論―基本権の構成要件と保障内容;基本権の保護領域を広く解する立場への批判;第1部の総括)
第2部 情報自己決定権に対する介入と、その正当化(具体的事例―Nシステムとサイバーパトロール;技術的な手段を用いた公権力による情報収集の法律的根拠;憲法上の位置づけ;第2部の総括)
第3部 情報自己決定権と他者の利益の衝突―情報自己決定権と、子の出自を知る父親の権利(連邦憲法裁判所の2007年2月判決;法改正後の状況;日本の議論との比較;第3部の総括)
著者等紹介
實原隆志[ジツハラタカシ]
1998年千葉大学法経学部法学科卒業。2000年千葉大学大学院社会科学研究科法学専攻修士課程修了。2004年早稲田大学大学院法学研究科公法学専攻博士後期課程単位取得退学(2018年2月:論文博士)。長崎国際大学人間社会学部社会福祉学科講師。2009年長崎県立大学国際情報学部講師。2011年4月~9月ミュンヘン大学法学部客員研究員。2012年同准教授。2016年福岡大学法学部准教授。2018年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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