犀の教室 Liberal Arts Lab<br> 街場の憂国会議―日本はこれからどうなるのか

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街場の憂国会議―日本はこれからどうなるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794968142
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦後もっとも危険な政権を斬る現状を俯瞰し、今後の日本を憂いている稀代の論客たちが未来を占うオムニバス論考集。

内容説明

特定秘密保護法を成立させ、集団的自衛権の行使を主張し、民主制の根幹をゆるがす安倍晋三政権とその支持勢力は、いったい日本をどうしようとしているのか?彼らが始めたこのプロセスの中で、日本はどうなってしまうのか?未曽有の危機的状況を憂う9名の論者が、この国で今何が起きつつありこれから何が起こるのかを検証・予測する緊急論考集。

目次

株式会社化する国民国家(内田樹)
「気分」が作る美しい国ニッポン(小田嶋隆)
安倍政権による「民主主義の解体」が意味するもの(想田和弘)
安倍さん(とお友だち)のことば(高橋源一郎)
空気と忖度のポリティクス―問題は私たちの内側に存在する(中島岳志)
国民国家の葬式を誰が出すのか(中野晃一)
オレ様化する権力者とアノニマスな消費者(平川克美)
戦後最も危険な政権―安倍政権研究(孫崎享)
フォロワーシップの時代―「経世済民」を担うのはだれか?(鷲田清一)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年東京都生まれ。武道家。神戸女学院大学文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Y

46
あまり熱心に時事問題を追っかけていない私としては、安倍首相はかなり右寄りな政治家というざっくりとした印象しかなく、その反面ニュースで報じられる政策に思想の一貫性が感じられないというか、支離滅裂に映っていたが、この論考集を通して安部首相の目指す方向性がよくわかった。どうやら経済成長に役に立つか否かを基準に、全ての制度をその目的に則して改組した株式会社のような国を作り上げたいのだという。小田嶋さんの論考はこれまで読んだネトウヨ論の中で一番しっくりきた。どの論者も他の文章を読んでみたいと思うほど面白かった。2014/06/08

壱萬弐仟縁

39
内田氏:安倍晋三の主敵は国内の民主制の残滓(016頁)。(株)は一つの特異な法的擬制(032頁)。小田嶋氏:安倍総理の薬の副作用として、気分を高揚させるということからマシンガントーク化したのかも(064頁)。想田氏:首相が何でもできるようにしたいのが自民党改憲草案(101頁)。権力濫用が国民主権で制御できない危機に瀕す。国民主権→企業主権ゆえにTPP賛成か?(116頁)中島氏:ご自身の原稿がNTT出版という公平性を担保される本に偏った政党批判ができないと言われたという(152頁~)。2015/03/12

けんとまん1007

26
なるほど。国の株式会社化を目指しているのかと、ハッとして納得。そう考えると、ここ最近のことが、とてもわかりやすく関係性まで見えてしまう。今さえよければ、当面の目の前のことさえよければというのが基本姿勢。次の代のことを考えていないということ。それは、世襲政治屋が増えているということと、それを、どう勘違いしているのか歓迎する風潮があるということにも表れている。国をあげて、短期的視点に邁進しようとしているのだ。これは、とめないといけないこと。企業は存続してもどうでもいい。国(形式は別として)は存続すべきもの。2015/02/08

aoneko

16
全体として面白く聴いた中、とくに印象的だったのは高橋源一郎氏の「正しく理性的な判断に共通した構造」についての話。小説でもきほん褒め殺しの高橋源一郎…と言っていたのは、たしか豊崎社長だけど、そのまま政治を紐解く姿勢にもでているのだと。2015/02/04

阿部義彦

14
2014年発行。安倍政権の特定秘密保護法の成立を受けて、この国に危機感を募らせた内田樹さんが、8名の方に呼びかけて現状分析を語って頂いた本です。晶文社から。戦後最も危険な政権とまで評した方も居ましたし、その性格の子供じみた「気分」を重大視した方もいれば、オレ様化する権力者と揶揄した方もいます。私の生きてきた実感と言えば、生まれてからこのかたで最悪の総理だと思いました。その後の展開を見ても、骨抜きにされた感じが否めません。女性と若者に譲ってジェンダー後進国から脱出するのが、老害国日本の道だと思うのだが、、2022/11/05

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