内容説明
地球上に直立歩行をする最初期のヒトが出現して以来、20種以上もの人類が現れては消え、そして、私たちだけが残った。華奢な身体とひきかえに、数々の利点を手に入れた現生人類は、自然界の厳しい環境をいかにして生き延びたのか?私たちと、今はもう存在しない祖先や隣人たちの足跡に新たな光を当てる。
目次
第1章 存続を賭けた戦い
第2章 幼少期という発明(または、なぜ出産で痛い思いをするのか)
第3章 学習機械
第4章 絡み合った網―道徳的な類人猿
第5章 そこかしこにいる類人猿
第6章 いとこたち
第7章 野獣の中の美女たち
第8章 頭の中の声
終章 次の人類
著者等紹介
ウォルター,チップ[ウォルター,チップ] [Walter,Chip]
科学ジャーナリスト。元CNNサンフランシスコ支局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sekaisi
5
生き残れた自慢話。2019/05/29
勝浩1958
5
私たち人類の祖先はネアンデルタール人とホモ・サピエンスが交雑したことにより生まれたようだ。 2014/05/23
ゆずこまめ
3
ネオテニーが鍵なのだろうか。それだけが全てではないにしても重要なポイントではあるのかも。それでもやっぱり一種類しか残ってないのは不思議に感じてしまう。2025/04/18
にゃんにゃんこ
3
面白さ30 「サピエンス全史」の感動は無かった。残念。2021/06/16
のぶさん
3
人類の700万年の進化。人類といっても27種類あったが、他の生物と違って不思議なことに1種類しか残っていない。我々と近い人類であるネアンデルタール人は、厳しい環境に適応するための頑強な身体を持っていたが生き残れなかった。ホモサピエンスは、未熟な段階で誕生し長い幼年期を過ごす。これにより、生まれた後で脳が成長するという稀有な生物になり、後天的に環境に適応できるという能力を得た。この柔軟性がホモサピエンスだけを現存させた。2015/02/03