内容説明
見て、触れて、感じる―虫宇宙の不思議と魅力。生態系の中で重要な役目をはたしてきた、自然界の掃除屋=糞虫。糞虫をはじめ様々な虫たちに魅せられ、人と自然の織りなす〈知の風土〉の復活を願い、野山を探索する、ユニークな昆虫記。
目次
第1章 虫たちのコスモロジー(雲母の森・春―花・虫たちの散歩道;わが家のトトロの博物学―日々観察の道;ダルママグソコガネ京都西山作戦―近畿地区からの発見は? ほか)
第2章 虫たちのアンソロジー(ウスバシロチョウ―京都北山;オオセンチコガネの飛ぶ林道―オホーツク2005;砂のなかのコガネムシたち―ハバビロコケシマグソコガネを探す ほか)
第3章 多様性生きもの社会への道(死の世界の探訪―オオコブスジコガネはいた;トトロの散歩道―秋の記;糞虫の桃源郷―ダイコクコガネ ほか)
著者等紹介
塚本珪一[ツカモトケイイチ]
1930年京都生まれ。応用昆虫学。平安学園教諭、北海学園北見大学教授、平安女学院大学教授などを歴任。自然活動の指導者としても全国各地で活躍。1965:カラコルム、ディラン峰。1968:カフカス、ウシュバ峰。1977:カラコルム、日本K2(学術隊長)。1980、1981、1989:中国、コングール峰。1983:カラコルム、6885峰。1986:中国、太白山。1989:中国コングール登山隊(副総隊長)。1995、1997:モンゴル調査。コガネムシ研究会、京都府立大学登山会、京都自然観察学習会などに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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