出版社内容情報
瞑想に重きを置かない,シンプルで独創的な日本発のマインドフルネス。さあ、明日から日常生活の中で実践しよう!瞑想に重きを置かない,新しく独創的なマインドフルネス。練習しやすさを重視し,難しい自己修練的方法は使わず,主に普段の生活に密着した作業を活用する。また,日本人にフィットするよう森田療法の思想をベースとしながら,シンプルでブリーフ(短期)な治療パッケージに仕立てられている。うつや不安などに対してだけでなく,生きていく上で遭遇する困難や苦痛を乗り越えるために普遍的に活用できる日本発マインドフルネス。さあ、明日から日常生活の中で実践しよう!
山田 秀世[ヤマダ ヒデヨ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
6
マインドフルネスとは何か、あいまいで漠然としているからか、いろんな表現があり、いろんな捉え方がある。この本は、森田療法をベースにしたマインドフルネスを説いている。マインドフルネスは海外から日本にやってきたが、日本にはもともと禅があり、森田療法の内観法は逆輸入される前からマインドフルであったと思う。瞑想はしないが、呼吸を調える、丁寧に生活することは、他のマインドフルネスと一緒。ちょっとわらえるタラちゃんの例がわかりやすい。 2020/03/09
Asakura Arata
4
瞑想など特別なことをしないで、日常生活の中でマインドフルネスをやってしまおうという本。ポイントは「着手」「観照」「放念」。とにかく目の前の事物に手をつけ、五感で感じ喜び、こだわらず放っておくという森田療法の基本を取り入れている。幼年時代我々がやっていたことを、一つ上位にヴァージョンアップさせて生活の中に取り入れて行こうというもの。臨床に取り入れたいものもたくさんあるし、自分の生活に取り入れて行こうと思うものもあった。2018/09/06
オラフシンドローム
2
★★★★☆ マインドフルネスを阻害するものをキャラクター化し、別の視点から楽しんで理解を深めようとしている。 表紙がもう少し内容と合っていたら、求めている人に届きやすいのにもったいないなぁと思う。2022/11/05